これまでのあらすじ。-その1- -その2-
東照宮の駐車場にて。この旅で唯一、自分のクルマを撮った写真(笑)。
別に山王林道に対して、特別な思い入れがあったわけじゃない。ツーリングマップルを見て完全舗装とあるし、川俣温泉経由で霧降高原へ接続するには、この道しか無かった。だから選んだ。それだけなのだが……。
「……いっつも、こういう道通りたがるよね」
と冷ややかな視線を向けるrikaに対し、僕は全く反論できなかった(汗)。
細い道の路肩には雪の壁、道路を横切る雪解け水。そこここに転がる落石と思われる大きな岩。対向車にも殆ど出会わない。入り口付近で一人のローディーが走っているのを追い抜いたのだが、一人自転車でこの道を行くというのは、どんなに心細い事だろうとある意味尊敬の念を抱いた。
混雑が皆無なのは確かだが、道幅狭く、急カーブ多し。スピードなんて出やしない。結局時間と労力の効率を考えると素直に「悪い」と言わざるを得ないのだが、何故かいつも、こういう道を選んでしまうのが、僕という人間なのである(爆)。
いい加減、腕も腰もウンザリしかけた頃、ようやく川俣温泉へと到着した。林道出口の橋の上には何台かのクルマが止まり、皆川の方を見下ろしている。そういえばツーリングマップルにも書いてあったのだが、ここ川俣温泉は間欠泉が出る、という事で有名らしいのだ。
展望台より。赤矢印の部分から、間欠泉が上がるらしい。
せっかくだから、という事でトイレ休憩も兼ねて見学。足湯を備えた展望台があり、その横には「後何分で吹き出すか」が分かるように電光掲示板があるーーのだが、予算不足なのか、機能はしていなかった(笑)。代わりに貼り付けてあるのは、<間欠泉は約50分間隔で吹き出します>と書かれた一枚の紙。
ふーむ、待つべきか否か……。とりあえずrikaがトイレから戻ってきたのと入れ替わりに一旦展望台を離れてトイレに入りかけたその瞬間、
周囲から一斉に歓声が上がった!
尿意も忘れて駆け寄るものの、樹が邪魔して見えやしねぇ(汗)。展望台に戻るより橋に向かった方が早いと判断して移動したものの、時既に遅く……orz まぁ、rikaの機嫌が良くなっただけでもヨシとするか。
木々の間から、辛うじて撮った間欠泉。分かる?(汗)
目論見通り、交通量は殆ど無い道を進み、霧降高原の大笹牧場に到着したのは12時50分頃。駐車場はかなり混んでいたが、入り口渋滞までは起こっていなかった。やはりあの渋滞は、トコトン東照宮のものだったのか……。
大笹牧場外観。混んでまっせ(汗)。
建物の外にも中にもとにかく人が一杯だったのだが、お目当てのジンギスカンにはさほど苦労する事無くありつく事が出来た。券売機による食券方式で、かつ基本的にセルフサービスなのが早さのヒミツなのだ。
しかし味はイケる!
1,300円で肉と野菜、ライスとスープのセットに牧場らしく牛乳(笑)。これなら大満足である。漬け物は無料で取り放題だし(笑)。デザートにソフトクリームを食べて出発! ーーといきたかったのだが、ここで眠気のピークがやってきた(汗)。
コーヒーを飲みつつ周辺を散策して眠気を払い、再び日光方面に向けて出発である。基本的には予定していたスケジュールは全て完了したので、後は帰るだけ。しかし宇都宮方面は混んでいるだろうと判断し、国道122号を足尾方面に進み、とりあえず桐生まで行って後はそこで考えようや、という腹づもりであった。
が。
霧降高原道路から、国道119号へ合流するところでまた渋滞……。ここで判断を誤ったのが、国道よりも県道の方が空いてるのでは、という考えで進んでしまった事だ。東照宮の東側では、国道よりも県道の方が東照宮駐車場への入り口に繋がっている為に、またしても東照宮渋滞に巻き込まれる事に(涙)。たった1km進むのに、1時間以上もかかるってどうよ(滝汗)。
2時過ぎに大笹牧場を出発して、東照宮を通り過ぎた時刻は既に17時になろうとしていた。
しかし、東照宮さえ越えてしまえば道はスムーズそのもの! 渡良瀬川沿いを進む。ここに来たのも、小学校6年生の時以来。当時は山が随分禿げ山だった事を憶えている。
20数年振りに訪れた足尾の山々は、かなり緑が復活しているように見えた。禿げ山時代に作られたのだろう、鉄塔の部分だけがキレイに角刈りに刈り取られているのが何となくユーモラスにすら見える。もっとも、より鉱山に近いところでは未だに禿げ山の所もあるらしいのだが。それでも少しずつ、環境は良くなってきているのだろう。
桐生に着いたのは、暗くなりかけた18時過ぎ。ここで温泉につかりつつ、関越で帰るか東北道で帰るかを考える。携帯で渋滞状況を調べると、関越はやはり花園で渋滞中。対して、東北道は那須近辺での渋滞。
迷うことなく東北道!
関越と違い、下道におりることなく自宅近くまで行ける、というのも東北道の嬉しいトコロ。だってもう、起きてからほぼ15時間運転しっぱなしなんだもん。……まぁ、好きでやってるのだけど(笑)。
……というワケで、佐野藤岡ICから湾岸経由で、渋滞に巻き込まれる事無く、22時半頃帰宅した。20時過ぎまで桐生で夕ご飯を食べていた事を考えると、かなり早いペースだったのではなかろうか(笑)。
帰ったら即撃沈だったけど。
さて、この旅では僕自身初の、「ETC1,000円均一」を利用した旅なのであった。しかし割引除外区間が含まれる為、結局行きが1,400円引き、帰りが550円引きで、本来5,700円だったのが3,750円という、ETC割引的にはちょっとお得感の少ない旅行だったのでありました(笑)。
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