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2009年8月21日 (金)

初めてだらけの江ノ島クルーズ。-中編-

これまでのあらすじ。 -前編-


Ca391509
イザ、帆を立てて!



マストに帆を立てーーというか、マストの中から帆を引っ張り出し(笑)、ヘッドステー(艇の前に帆を張る軸)に巻き取られていた帆を広げる。エンジン音が消えて、聞こえるのは帆のはためきと、波の音。



それにさらに強くなるうねり(滝汗)。


早くも後頭部に違和感を感じ始めていたワタクシ(汗)。皆が一息ついて、『金色の泡』なんぞを飲み始めたりする中、ウーロン茶でしのぐ。多分、これでアルコールが入ったら一気に逝ってしまう!(爆)

操舵輪を握るのは、父上の友人氏。どうやら教わる立場でもあるようだ。父上はビールを片手に(爆)、風の様子を見ている。

「はい、上げて〜。いや、ちょっと上げすぎ、ちょい、下げて〜」

等というのだが、イマイチ意味は分からず。その内にどうやら上、下と言っているのはどうやら風上、風下の事らしいと分かってきた。

「セール(帆)の所に、凧があるんだ。それの裏と表の流れるバランスを見て、方向を指示しているんだよ」

と父上。なるほど、全てのものに意味があるのだ。

Ca391514 セールの中央にあるヒモで、風をよむのです。



注意すべきは風の向きばかりではない。数日前の悪天候のせいか、海面には結構ゴミが漂っている。特に目立ったのは何故か竹。Aさんはデッキ上でそれらを見つけると声を上げ、フネは障害物を避けていく。そしてさらに、

「……タコツボがあるなぁ」

と父上が呟いた。指すところを見ると、海面に幾つかのブイが、数メートルおきに並んで浮いている。

「上に行きます? 下に行きます?」

と父上の友人氏。

「上でかわそうか。Aちゃん、そっちのロープ引いて」

要は風上に向かう事で、仕掛けを回避しようというのだ。その為、セールの調整が必要になったのである。Aさんは手慣れた手付きでラチェット式のハンドルをアタッチメントに押し込み、ロープを引く。見た目に結構力が入りそうでオトコとして何もしないというのは気が引けるのであるが、何と言っても力があるだけのドシロウトであるので、ここはダマッて見守るしかない(爆)。

うねりが強いという事は、風が強いという事。30分も経つと、江ノ島も大分遠くになった。海岸線を見ながらあそこはどこだと話すのだが、昨日走ったばかりにも関わらず地名が出てこない。稲村ヶ崎とか材木座といった地名そのものは出てくるのだが、それが一体どこら辺になるのか、あまり憶えていなかったのである(汗)。我ながらちょっと悲しくなってしまったので、もう少し勉強しよう。

Ca391513 江ノ島が、霞んで見えます……。

Ca391515

三浦半島も、霞んでいます。



途中で一度、トイレを借りた。シャワールームと一緒になっている、狭いトイレ。ポンプの操作を教わって、手動で水を流す。

「手を洗うときは言ってね。バッテリーの電源を入れないと、蛇口からは水が出ないから」

とAさん。キャビン内を見回すと電子レンジにオーディオ、流し台に冷蔵庫らしき扉。ただ、これらの設備はあまり使っていないという。

「だって説明書が英語で読めないからねぇ」

と、父上は陽気に笑う(爆)。

「これは以前乗せてもらったのとは違いますよね? アメリカから輸入したんですか?」

と言ったのは、Aさんのオトコ友達。

「そう! 船便でネ」




……『以前のとは違う』……だと?


つまりこのフネは2代目という事か……うーん、さすが。


そんなこんなで、気が付いたら約2時間。ようやく、葉山の海岸線がくっきりと見えるようになってきた。風の力だけで走るヨットの構造上、目的地まで真っ直ぐ一直線! というワケにはいかない。その為、エンジンをかけている間にぐっと北上し、そこから半円を描くように(あくまでイメージだけど)目的地を目指す事になるのだ。その過程で、上に書いたように障害物を避けたりするのでぶっちゃけ言うと、



すっごく時間がかかる(爆)。


Soregaii



と、言える余裕がなければ、ヨット遊びはできませんな(笑)。


海岸に近づくにつれて風が無くなってきてしまったので、最後はエンジンをかけて森戸海岸沖へ近づく。すると、2人1組の釣り人を乗せた小さなボートがワラワラと現れた。オール一本でこんな沖合までなんて、大変だっただろうな……などと思っていたら、どこからともなくモーターボートがやってきて、2、3隻まとめて引っ張って陸へと戻っていく。なるほど、来る時も引っ張られて来たのか。

沖合でゆらゆらと揺れる木っ葉のようなボートは、正直端から見ても頼りなく、危なっかしい(汗)。アチラからジロジロと見られる視線を感じるのだが、一体どういった反応をしたものだろうか。手を振るっていうのも、ねぇ(汗)。


今回初めて知ったのだが、森戸海岸沖には「割島」「菜島」という小さな岩礁のような島があり、特に「菜島」には森戸大明神の鳥居が建ち、観光客が上陸してバーベキューなどをしたりしている。その沖合に、投錨! とはいえ、海底の具合によって錨が固定されなかったりした為、何度か場所を移動してから最終的に場所が決まった。

Ca391521 沖合の島に、鳥居が建つ。



時刻は、12時半を回ったところ。

さぁ、メシだ!



続く……。(後編へ

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