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2009年9月28日 (月)

ジゴクのSW<中編その1> -行くべきか、行かざるべきか-

これまでのあらすじ。-前編-


Ca391605
渋滞真っ直中(汗)。





気が付くと、時刻は午前11時。



二時間前から、殆ど進んでいない(爆)。


Photo
現在地(クリック拡大)。


いや、一応道の駅は通過して、もう少し進めば隧道群が現れる、という程度には進んできたのである。その距離、約4km。時速にして2km/h(汗)。


歩いた方がよっぽど早いよ orz

その進んだ理由にしてもこれは僕の想像も入っているのだが、おそらく「Uターンしたクルマがいたから」というのが主な原因であって、決して渋滞そのものが徐々に解消しているワケではないのである。実際、僕の周囲でも横に多少のスペースがあればUターンするクルマが少なくなかった。その様子をみるにつけココロが揺れるワタクシであったのだが、それでも何とか踏みとどまっていたのは助手席にコワイ存在がいたからだ(爆)。


だがそんな彼女にも、陥落する瞬間がついに訪れる事になる。時刻は午前11時10分頃。

「……ちょっと、トイレに行きたいかも」





00mmr




その頃僕らは、営業しているんだかしていないんだか分からない喫茶店が反対車線側にある場所に止まっていた。奈川渡ダムのテプコ館まで3km、という表示が出ている。選択肢は3つ。

1.横の喫茶店でトイレを借りる。
2.テプコ館(3km先)までガマンする。
3.そこら辺の藪で(自主規制)。


一番現実的な案として1を提案したのだが、まごまごしている内に通り過ぎてしまった。この頃になると、rikaと同様と思われるヒトビトが車外に出てあちこち歩き始めていた。


……実を言うと僕も催していたのである。そこまで緊急ではなかったが、テプコ館までも果たして保つだろうか、という気はした。何しろ4kmに2時間なのだ。GWの時に携帯トイレがバカ売れした、というニュースを耳にした事があったが、この時ほど「買っておけばよかった!」と思った事はない(汗)。


僕らは決断した。



上高地には行かない!


おそらくこの後順調に(?)いったとしても、沢渡に13時頃、上高地に14時頃。それ以前に上高地もヒトで溢れていて、情緒も何もあったものではない状態だろう。帰りのバスに乗るにも、数時間待たなければならない状況が容易に想像できる。

だが、このまま引き返すのも口惜しい。そこで導き出された妥協案は、7月の時と同様に野麦峠を越えて、平湯経由で新穂高ロープウェイを目指す、というものだった。

「せめてロープウェイだけでもリベンジしたい」

と思ったのである。幸い、野麦峠への分岐点であるトンネルはすぐ目の前。平湯にも上高地行きの拠点があるのだが、おそらく辿り着くのは15時前後。渋滞もさほど無いだろう。


というワケで、トンネル内分岐を左へ進み、前回同様に野麦峠を目指す! 道は同じだが、前回とは違って今回の天気は快晴なのだ。それに何よりも、



渋滞皆無!


途中でトイレも済ませて、気分洋々と野麦峠へと到着した。前回は殆ど人気の無かった峠は今回は駐車場所に困るほどヒトで溢れていたーーというと少々大袈裟だが、以前の無人っぷりを知っている身としては何となく感慨深い(?)ものだった。

時間も丁度いいので、ここで昼メシにする。上高地用に持ってきたガスバーナーでお湯を沸かし、


Ca391609
必殺カップヌードル!


外で食べると何故かやたらと美味く感じるからフシギだ(笑)。


Ca391608
ボンベの使用期限が過ぎていたけど、無事使えました(笑)。



ここで、今後の方針を改めて確認する。基本的には以前通った道をトレースし、平湯方向へ抜ける。最終目的地は新穂高温泉の一番奥にある、新穂高ロープウェイ。行った事がある故に、何となく時間の想像がつく。順調に進んで、約2時間半ーー到着予想(&希望)は、午後3時半!


結構キツイぜ(汗)。

それでも所々で休憩を挟みながら進み、一番懸念していた平湯までの渋滞も特に無く、前回宿泊した宿の前を通り過ぎてイザロープウェイへ! ーーと思ったら、途中で係員が立っている。訊くと、麓駅の駐車場が満車の為、第二ロープウェイ駅がある「しらかば平」へ行って欲しいという。新穂高ロープウェイは「新穂高温泉」〜「鍋平高原」までが第一ロープウェイ区間、「しらかば平」〜「西穂高口」までが第二ロープウェイ区間という区切りがあるのだ。


この時点で、時刻は15時10分過ぎというところ。ロープウェイの営業時間は16時迄と知っていたので、まぁ間に合わないという事はないだろう、という余裕はあった。ちょっとしたスペースがあれば、登山客のものとおぼしきクルマがあちこちに路駐している中を進み、いよいよロープウェイ乗り場へ!

Ca391611
乗り場にて。ステンドグラス(?)が目立ちますな。



駐車場は結構混雑していたのだが、ロープウェイへは思ったよりアッサリ乗り込めた。2階建てという事で、収容人数もかなりのものらしい。第一ロープウェイ区間をすっ飛ばしたワケで、少しは値段が安くなるのかな? ーーと思ったのだが、


往復で100円しか変わらないって、何故?(爆)

第一ロープウェイは100円の価値しかないというのだろうか……。


西穂高口駅の山頂展望台は標高2000m以上という事で、念のためウインドブレーカーを着てきたのだが、それでも寒い! 吹きっさらしの風は防げても、やはり下が半袖では空気の冷たさまでは防げない(汗)。

天候は日も差してまぁまぁなのであるが、こういう所で肝心なのは雲の有無。一番の見所である槍ヶ岳方向は、丁度山の上に雲が被っており槍の頂上を拝む事はできなかった。

P1020078
槍の山頂は、雲の中……。

P1020074

雲がなければ、このように見えるらしい。

P1020075

稜線の上に、西穂山荘が見える。



それでもまぁ、雨が降っていないからOK! なのである。今日これまでの健闘を称え合い、僕らはジュースでカンパイをした(驚いた事に、通常価格だった)。ヒドイ一日だったが、何とかここまでやってこられた。よくやった! 自分。


……しかし、まだ、<今日>は終わっていない。その事に気付いていないワケではなかったが、僕らはまだ、SWの真のオソロシサを分かっていなかったのだ。


続く……。(中編その2へ



<オマケ画像>
Ca391607

野麦峠にて。標高が高いから、そりゃパンパンになるわな(笑)。



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