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2010年6月28日 (月)

人の温かさに救われた、美瑛。-2010年北海道の旅・その5-

これまでのあらすじ。 -その1- -その2- -その3- -その4-


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微妙に残る、雲海。(トマム、雲海テラスより)



最も美瑛らしい観光地ーーといえば、やはり「パッチワークの路」であろう。「ケンとメリーの木」や「セブンスターの木」というメジャーな観光スポットが点在するエリアである。

昼食は富良野の「ひつじの丘」でジンギスカンを、という事に決めていたので、最終的にそこに至る最も効率が良いと思われるルートで各スポットを回る事にした。こういう時はやはり、カーナビが大活躍である。


選んだのは「ぜるぶの丘」、「ケンとメリーの木」、「セブンスターの木」、「親子の木」、「マイルドセブンの丘」の5つで、この順番で巡っていく。まぁ一番典型的なルートでありますね。富良野、美瑛と言えばラベンダーなのであるが、時期的にはまだ早かった。しかしそれでも色とりどりの花が咲き、寝ぼけマナコに刺激を与えてくれる(笑)。


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綺麗に並べられた花々。


それにしても、暑い(汗)。


一々クルマから降りるのがメンドウになってしまうが、せっかく来たのだから、と大人しく見学。「ケンとメリーの木」の傍にある売店でソフトクリームを買うと、当時のCMや実際のスカイライン(CMで使われたものではない)を見ることが出来る。これは今回初めて入ったので、中々興味深く見ることができた。


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数年振りの、「ケンとメリーの木」。

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樹齢87年、か……。

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ケンとメリーの、スカイライン。昔は良く走っていたなぁ。


しかし、やはり有名な観光地は違う。駐車場には昨日は殆ど見ることの無かった「わ」ナンバーのレンタカーがズラリと並び、聞こえてくるのは日本語よりも中国語(or韓国語)の方が多いという感じ(こちらはまぁ、いささか大袈裟かもしれないが)。休日と平日の違いもあるだろうが、それにしてもエライ違いだ。

「セブンスターの木」へ。「セブンスターの木」は、随分と葉が虫に食われていた。よーく見ると、所々枝から何かがぶら下がっている……って、毛虫だ(汗)。昨日行った「プチレスト鹿の巣」に貼り紙がしてあったのだが、ここ数年北海道では「マイマイガ」というガが大発生しているという。当然、その幼虫である毛虫も大発生しているワケで。新緑が美しい時期なのだが、こうなるとあまり近寄りたくはなくなってしまう。


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セブンスターの木。遠めにはいいのだが……。


一旦道を戻り、「マイルドセブンの丘」を目指す。丘そのものに行ってしまうと、何やら分からなくなってしまうので、正確には「マイルドセブンの丘を眺める場所」というべきかもしれないが……。


ここで、僕はやらかしてしまった。


「マイルドセブンの丘」には、駐車場が無い。クルマは適当なスペースに止めなければならない。だが、前述したとおりこの日は土曜日で、結構な観光客が僕らと同じように観光スポットを巡っていた。よさげなスペースは全て埋まっており、僕は駐車できそうな場所を探してゆっくりとインプレッサを進めていた。

しかし良い場所を見つけられないまま、このまま行くと場所を過ぎてしまいそうになった為、道幅が多少広まったところで脇に止めようと、草むらの中にスッとーー


ドンッ!!


その瞬間、




Photo




やっちまったーーーーーっ!(汗)。



草に隠れていた側溝に、全く気が付かなかったのである。左前輪が完全スッポリと嵌っている状態。免許を取って十数年経つが、脱輪というのは初めての経験。今となっては、調べてみると

「とにかく空転させないようにタイヤを押し付けながらゆっくりとバックすれば問題なく復帰できる」

という事が多いらしいが、クルマがレンタカーということもあり、迂闊に対処して足回りを壊したりしたら、今以上に悪い状況になりかねない。いや、もしかしたら現段階で既に足回りをやってしまっているかも……。

とりあえず、事故報告ということでクルマを借りた、千歳のレンタカー屋に電話。

「すいません、今、美瑛にいるんですが……」

「はい? ちょっと待ってください。風の音で聞こえづらくて……で、今三重にいらっしゃるんですか?」


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ーーという事もあったのだが、とりあえず脱出がムリなようであればJAFを呼ぶなりして頂くしかない、という結論。うーん、ここはやはり、そうするしかないか……。


電話を切って辺りを見渡し、僕は目を丸くした。脱輪した僕のクルマの後ろに、ズラッとクルマの行列が出来ているではないか。道が通れなくて待っている、というのではなく、僕のクルマが止まっているのが呼び水となって後から来た人々がどんどん止め始めたのだ。

その時に気が付いたのだが、側溝が始まっている場所にはちゃんとリフレクター付きのポールが立っている。最初から気付いていれば、こんなことには……。自業自得とはいえ、そう思わずにはいられない。

とりあえず、JAFに連絡をーーと思ったその時、一人のオジサンが声をかけてきた。

「やっちまったかい!」

そして脱輪したタイヤを眺めて、

「手をかけるのがボディしかないけど、持ち上げれば何とかなるかもな」

気が付くと、クルマの周りには十数人の人々が集まってきていた。--そう、ここは観光地のど真ん中。人は沢山いて、異様な状態になったクルマを遠巻きに眺めていたのだが、オジサンが声をかけてくれた事によって皆、集まってきてくれたのだ。

「よし、じゃあやってみようよ。持ち上げてバックすれば、いけるかも」

「あたしもやるよ!」

と腕まくりするおばちゃんもいる。本当は体重が軽い方がいいのだが、rikaにやらせるワケにもいかない。運転席に座り、エンジンをかける。シフトレバーをバックに入れて、合図と同時にアクセルを踏む!

「せーの!」

一瞬、車体が浮いたが復帰する事無くそのまま落ちる。

「ハンドル逆に切って、逆!」

誰が発したのか分からないその言葉に従い、もう一度チャレンジ! --すると、


上がった!



その瞬間、沸き起こる拍手。

外に出て、誰彼構わず頭を下げて「ありがとうございます」を言いまくりました。ていうか、それしか言えなかった。


皆笑いながら、三々五々散っていく。僕らはとりあえずクルマに乗り込み、ゆっくりと動かしてみた。ーーとりあえず、低速での違和感は感じられない。その先の道は行き止まりになっていたのでUターンして、また皆さんに頭を下げながら来た道を戻る。

途中、広場を見つけてrikaにゆっくりとクルマを走らせてもらい、外から見てみる。やはり、問題はなさそうだ。若干、右よりもトーイン気味になっているような気がしなくもないが、変な振動も無いし大丈夫だろう! 


というワケで、


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乾杯!(牛乳で)


とにかく気持ちが落ち込んだ時は、メシを喰うに限る! のである。


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「ひつじの丘」でジンギスカン。美味かった……。



とりあえず、このまま旅行を続けることができそうだ。手伝ってくれた方々に、この場を借りて改めてを感謝を言いたい。


ありがとうございました!


と。




<次回予告>

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チーズ星人、再び。




続く……(その6へ)。



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旅はどうだしょう。」カテゴリの記事

コメント

お二人と車体に怪我が無く、楽しい旅の続行となり良かった(笑顔)

投稿: MATSU | 2010年6月29日 (火) 05時19分

>MATSUさん
車体は、さすがに無傷というワケにはいきませんでした…。走行に問題なかったのは幸いでしたが。
ケガもなく、トラブルとしては全然マシな方と思わなくてはいけませんねf^_^;

反省です。

投稿: nakaji | 2010年6月29日 (火) 20時34分

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