旅どう。-自転車旅行記-

2006年12月28日 (木)

ヤビツ・リベンジ -最終回-

これまでのあらすじ -その1- -その2- -その3- -その4- -その5- -その6- -その7-

R413を真っ直ぐ進み、R246を目指す! 実はこの道、さして特記するような事がない(爆)。国道だけあってやはり交通量は多いし、道は狭いし……という感じで、本当に「ツーリング場所までの繋ぎ」という感じなのだ。

とはいっても、コレを走らなければ帰る事はできない(汗)。ちょっと列車構成を変えて、先頭から僕、おとうと氏、はりねずみ氏、A.K氏の順で走る。



相変わらずのプレッシャー(汗)


特に街中に入ると信号でのストップ&ゴーが多くなるので、行くか止まるかの判断が重要となる。ついつい、クルマに乗っている時の判断基準で動いてしまい、後続を置き去りにしてしまった。こいつは慣れるしかないですな。



結論として……「本丸亭」は間に合わなかった!(涙) 到着したのはちょうど15時頃。お客は入っていたのだが、既にスープは終了。無念……。仕方なく、第二候補にしていた海老名を目指す。僕が知らなかっただけで実はそれなりに有名なのかもしれないが、海老名というのは実は、そこそこ有名なラーメン店が多いらしいのだ。だが今回は手抜きをして(笑)、VinaWalkにあるラーメン処をチョイスした。とにかくもう、ラーメンを食べたい一心なのでありますね(笑)。

6店ある中で、最終的にはコインで決めた九州とんこつラーメンの「柳屋」に突入。本日の、そして今年のツーリングのシメ! である。我々にしては珍しく、アルコール抜き(笑)。はりねずみ氏が海老名までクルマで来ていたという事があるからなのだが、この日が日曜日であったという事もあるだろう。我々も、オトナになったものだ(爆)。

V128






店舗外観


今年は僕にとって、自転車によるツーリングを始めた記念すべき年。9月に南房総、そしてソロでヤビツ、11月に松姫峠、12月に再びヤビツという内容だった。まだまだはりねずみ氏のように、

Faceiron_5 「クルマで山道を走っている時にサイクリストを見かけると、思うんだよ。
『オレにも走らせろ!』ってね(笑)」

とまではとてもじゃないが思えないけど(笑)、去年の鈴鹿エンデューロ参戦に続いて、自転車の新しい楽しみ方を教えてもらった。この場を借りて、かけがえのない我が友人達に感謝の意を述べさせて頂く。



外に出ると、すでに辺りは薄暗い。輪行で帰るA.K氏と別れ、僕ら3人ははりねずみ氏のクルマに同乗させてもらう事にした。ヤビツ以降の彼は、とりあえず普段の調子を取り戻したように見える。まぁ彼自身の中では、いろいろと不満点があるのだがろうが……。

このツーリングの数日後に彼のHPにアップされた、はりねずみ氏版レポートの一部を抜粋させて頂いて、今回のツーレポをシメたいと思う。


結局、この日は一日ボロボロでみんなに置いていかれた。
きっと、何かの罰だろう。
そう思いながら家に帰る。
「勝手に走りに行っちゃう人は知らないッ」
そうか、毎日献身的に支えてくれるこの人を置いていった罰だったのか。
そう思ってみた。


えーっと、


ツーリングに行くときは、ちゃんと奥さんに言ってからにしようね(汗)。

そうでないと、オレがワルモノにされちゃうから……(爆)。


[旅どう。自転車旅行記 -ヤビツ・リベンジ- 完]   

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2006年12月27日 (水)

ヤビツ・リベンジ -その7-

これまでのあらすじ -その1- -その2- -その3- -その4- -その5- -その6-

宮ヶ瀬湖に出ると、途端に風が強くなる。ここからR413に抜ける道は1本しかないのだが、はりねずみ、A.K氏とも経験がないという事で何と、ワタクシが先頭を引く事に。……って、

単に風除けにされてね?

まぁ、先頭にはその役割もある。文句を言ってはいけない(笑)。フラットな区間で信号もないので、シロウトが先頭を経験するには格好のシチュエーションでもあったのだ。

走り始めて、気付いた事が二つある。一つ目は、フラットな区間であるのだが、風が強くて結構体力を消耗するという事。二つ目は、


後ろからのプレッシャーがすげェ(汗)。


僕は決してニュータイプではないのだけど、感じるのだ。感じてしまうのだ。

0c47f6be


……きたなっ……! 

プレッシャー!



しかし悲しいかな、貧弱な脚はどんなに回しても27km程度しか出ない(涙)。それでも何とか頑張って国道までたどり着き、コンビニで念願のホットコーヒーを購入。ここで再びハナシは、A.K号のフロントディレイラーになる。やはり、変速ができないというのだ。

コンビニの駐車場でならば、多少荷物を広げても迷惑にはなるまい。はりねずみ氏も、今度は落ち着いて調べを進める。

Faceiron_4
「分かったかもしれん……」

しばらくして彼は呟いた。

Faceiron_4
「コレ、ディレイラーが曲がってます」


3



しつこいって?(笑)


Faceiron_4「どうも取付位置が押されて、内側にズレてるみたいだ。 だから外にいかないんだネ……」

Facecap0_1 「でも、登るまでは大丈夫だったんだぜ? 特にぶつけた記憶もないけどなぁ」

その時、僕の脳裏に閃くものがあった。

Facehulk_6 「確かヤビツで、A.K自転車立てかけてたよね? その時じゃないの?」


Shouko



←証拠写真



 

Facecap0_1「いや……だけどせいぜい、ホントに立てかけてただけだよ……」

と、A.K氏は言うが、ディレイラーが曲がっている事実は事実なのである。しかし同時に、この場で原因を追及したところで得るものは何もない、という事もまた事実なのであった(笑)。取付位置を修正し、先を急ぐ。何故急ぐのかというと、ヤビツにリベンジするのともう一つ、僕らには目標があった。

Honmarut



厚木の「本丸亭」でラーメンを食す!(笑)




帰り道、ちょっと寄り道すればいいだけの、非常に効率の良いプランである。しかし時計を見ると、実はあまり余裕がない。15時にギリギリ間に合うか間に合わないか、というところ。

だが我々のツーリングはどうしていつも、時間に追われる事になるのか(泣)。

謎である……。

 

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2006年12月26日 (火)

ヤビツ・リベンジ -その6-

これまでのあらすじ -その1- -その2- -その3- -その4- -その5-

Facecap0


「なんか、いくらやっても入らないんだよなぁ……」


下りだけに、フロントをアウターにして速度を稼ごうとしたらしいのだがうまくいかないという。ここは自転車ハカセ(笑)、

Iron23




はりねずみ氏の出番である!


 




Faceiron_3


「インナーには落ちる?」

Facecap0


「あ、それは試してないなぁ」

Faceiron_3


「ちょっと回してみて」


はりねずみ氏のテキパキとした指示のもと、タイヤを浮かせてクランクを順方向や逆方向に回してみる。

Facecap0

「逆に回そうとすると、何だかチェーンがひっかかるというか……登りの時は、問題なかったんだけどね」

はりねずみ氏も首を傾げる。しばらくワイヤー等を見ていたが、

Faceiron_3


「とりあえず、コレで調子を見てくれる?」


裏ヤビツはまだ始まったばかり。あまり立ち止まってもいられないのだ。そうこうしている内に、

Facelwolv_1
「すいません、遅れました」


と、おとうと氏も到着した。僕もそうなのだが、彼のタイヤは23cのスリック。この濡れた路面状況では、怖くてなかなかスピードが出せないのだろう。

揃ったところで再出発! 裏ヤビツは基本的には下り基調。しかし表ヤビツを終えた脚は、ほんの少しの登りでも敏感に反応する。それでも天気のせいか交通量は少なく、路面に気を遣いはするものの至って快適。はりねずみ氏のペースに引かれてどんどん進む。とーー。

Cap022




「ストップ! ストーーップ!」

 

 




全体の2/3程進んだところでA.K氏が叫んだ。「ごめん、ヤツが来ない……」

見ると、おとうと氏の姿が無い! 結構指先等体の部分部分が冷えていたので、これ幸いと休憩。かなり寒いがまだ何とか紅葉は残っていて、その鮮やかさが目を楽しませてくれる。しかし、しばらく経ってもおとうと氏は来ない。

Facehulk_5


「……転んだんじゃねぇか?」


捜しに行こうかと半ば本気で考え始めた頃、ようやく彼の姿が見えた。タイヤや路面状況もあるけども、基本的に彼は下りそのものが苦手であるようなのだ。脚も一番消耗しているだろうし……。

しかしペースを崩さないはりねずみ(爆)。


こちらも多少ヒイヒイ言い始めた頃、はりねずみ氏がヒョイ、と右に曲がった。そこは川を利用した鱒の釣り堀公園である。

Faceiron_3


「ホットコーヒーでも飲もうぜ……」

どうやら彼も、ツラかったようだ(笑)。しかしこんなトコロに自販機あるのか? と思ったのだが、ねずみ氏曰く、駐車場の入り口に1台だけあるという(何で知ってるんだ?)。

 

やれうれしや、と駐車場に移動する。すると先行していたはりねずみ氏とA.K氏が、自販機を見つめながら凝固しているではないか。一見何の変哲もない、コカコーラの自動販売機。それでいて脳裏に沸き上がってくる、強烈に悪い予感。果たしてその時、A.K氏から驚くべき情報がもたらされた。

Mmra

 












やはり……裏ヤビツ、恐るべし(泣)。仕方なく先に進んだのであるが、我々が最
終的にあたたか〜い缶コーヒーを手にできたのは、それから30分以上も経ってからであった(爆)。 

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2006年12月22日 (金)

ヤビツ・リベンジ -その5-

これまでのあらすじ -その1- -その2- -その3- -その4-

これまで、リアギアはロー固定みたいなものであったが、ちょっと欲が出て3速まで上げる。菜の花台から上は、ヤビツで最も傾斜が緩い区間という事もあり、何とかコレでいけるかも……と思ったが、やはり傾斜がキツくなるカーブでは2速や1速まで落とす(汗)。しかし踏めそうな区間はできるだけ上げてみよう! と決意して、ペダルを回す。

A.K氏は僕の後にいたり、横についたり、前に行ったり。キツそうではあるが、それでも僕が頑張っているペースと変わらないのだから……、

全く僕の立場がない(涙)

おとうと氏が、次第に遅れ始めた。菜の花台までで脚を使いきってしまったのか。はりねずみ氏は前を行くが、いつもの勢いはない。僕らと殆ど変わらないペースであるーーと思ったその時、

Faceiron_3


「ああっ、ダメだ!」


と声を絞り出したかと思うと止まってしまった。

Faceiron_3


「ダメだ、ちょっと無理……」


そう言って先に行ってくれ、と手を振る。いささか気がかりではあったが、とりあえずさっきと同様に励ましの言葉をかけて、A.K氏と先に進む。

峠までのこの区間は、前回は2回程休憩をした。距離が3kmだと分かってはいたが、数字で見ているとダメージが大きいので(笑)、とりあえず前回休憩したであろう場所を目標にして進む事にする。しかしである。季節が違うせいか、僕のアタマが悪いのか、


いけどもいけども
「ここだ!」という場所がない(汗)。


おっかしいなァと思いつつ、とにかく進んでいく。

Facecap0


「……まだまだ、続くのかな!」

と、珍しくA.K氏が弱音を吐く。僕はまだ目当ての休憩場所が見つかっていないので、

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「まだまだだよ!」


とハッパをトバす。実際、そう思っていたのだ。ところがしばらく行くと、正面に
何やら人工物の屋根が見えてきた。

 

……アレ? 着いた? ……着いた! 

Hulk22




峠だ!






 

Facecap0


「おお! いいペースだったなぁ」


心底安心したようにA.K氏が言う。結局、捜していた休憩場所は最後まで見つけられなかった(爆)。何故なのか……。コレかな? と思うような場所はあったのだけど。菜の花台での休憩が良かったのか、脚の調子は僕的にかなり良かった。何しろ、ペダルを軽く感じられる瞬間があったのだ! 

 

とはいえ継続的なトレーニングをしているワケじゃないから(汗)、今回のサドルを前に出したポジショニングが良かったのかもしれない。何度も峠に行っていると、体が自然に「上り坂のスタイル」を憶えるというが、そんな域に達するのはま
だまだ先の話しだろう。てか、達するのか? オレ……(爆)。

前回は撮らなかった、定番の看板前で写真を一枚。A.K氏は一目散にベンチへと突き進んで行く(笑)。本来はここで昼食の予定だったのだが、A.K氏は途中で食べ尽くしてしまっていたし、僕も途中途中で適度に補給していたので、さほどの空腹は感じない。なので、各自でテキトウに補給食を食べる事にした。

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キネンに一枚(笑)



しばらくしてからおとうと氏が、さほど心配を感じる時間もなく、はりねずみ氏が到着!


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「また、新たな課題ができてしまった……」



とシブい顔で、石川五右衛門みたいな事を言う(笑)。


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つかの間の達成感にヒタる。


それにしても、寒い! 息は真っ白、しかも氷雨がシトシトと降る。登りではウィンブレは要らないだろうと思っていたのだが、かなり必要だった(汗)。寒いだけにあまり汗を感じはしないが、着ていないとかなり寒いに違いない。
ここからの行程も、以前僕が行った通り。裏ヤビツを抜け、宮ヶ瀬経由で厚木に戻る。


あまり休憩していても寒いので(笑)、出発! しかし安全第一。路面は濡れているし、道端の濡れ落ち葉ほど、コワいものはない。かつ裏ヤビツは路面そのものが荒れているし、手は凍えて、ブレーキレバーを握るのが辛くなってくるのだ。

とりあえずの目的地を護摩屋敷の湧き水に設定し、はりねずみ、僕、A.K、おとうとの順に下ってゆく。一見順調に見える行程。しかしこの時、我々の中の一人にあるトラブルが起こっていた。

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A.K氏である。


 




護摩屋敷に着き、少し遅れていたおとうと氏を待っている間、彼がボソっと呟いた。

「フロントが変速しない……」

 

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2006年12月21日 (木)

ヤビツ・リベンジ -その4-

これまでのあらすじ -その1- -その2- -その3-

前回のチャレンジでは、蓑毛で既にグロッキー状態であった。それに比べると息は上がっているものの、まだまだ元気である。新善波隧道坂といい、ampmまでといい、前回に比べるとかなり調子がいい。2段坂も、以前よりは斜度を感じる事はなかった。あくまで気分的な問題ではあるが、この気分というヤツが案外馬鹿にできないシロモノなのである。

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蓑毛で休憩。



061203_11330002 061203_11330003




ヘタるねずみ氏&A.K兄弟。


ここからは幾分斜度が緩くなる。リベンジであるはずなのだが、景色は新鮮(笑)。季節が違うせいもあるのかも。気持ち的には初チャレンジに近いような……。


複数でいると、休憩時間が長くなりがちだ。さっき抜かしたMTB氏は、休みもそこそこに登っていった。別に張り合う気持ちがあるわけじゃないが、しばらく時間を置いた後、出発。

Facecap0

「とりあえず、菜の花台で休憩するかどうかは、気分次第って事で!」

いつものように、A.K氏とはりねずみ氏が先行する。僕はマイペースで……というと、かなり遅いペースなのだが(汗)。今回の目標をクリアしたら、次はある程度ペースを上げられるように頑張らないといけない。何しろ今日のツーリングでA.K氏とはりねずみ氏の両名は、自らにシバリをかけていたのだ。それは、


フロントインナ−使用禁止っ……!

 

それは僕のチャリと、ギア比が殆ど変わらない事を意味する。つまり、


一切イイワケできない状況(滝汗)。


遅いのは僕の実力不足以外の何者でもない、という事なのでありますね。しかしここでペースを乱したら、当初の目的まで達成できなくなってしまう! だが途中でおとうと氏がスピードを上げ、僕を抜かしていった。ちょっと(いやかなり、)ココロオダヤカでいられない(汗)。

道も峠らしくなり、イニDの場面場面を思い浮かべながら(笑)、浅間神社前を通過する。高度が上がってきたせいか、どうも空模様が怪しい。小雨が降ったり止んだりという天気で、路面もウェット。


ちょっと後を振り返ると、蓑毛の集落が結構下に見える。それを励みにして進んで行くと、なんと前方ではりねずみ氏が止まっているではないか。待っててくれた……というワケじゃなさそうだ。

Faceiron_3


「調子わりィ……」


と、弱々しい笑顔を見せる。しかし僕とて、余裕があるわけでもない。

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「頑張れ!」

と声をかけるのが精一杯である。菜の花台まで、さほど距離はないはず。

僕が追い越すか追い越さないかのところでさすがにヤバイと思ったのか、はりねずみ氏は再びペダルを漕ぎはじめた。なんだ、まだまだイケるじゃないの。

 

はりねずみ氏に続いて、菜の花台へ。A.K氏とおとうと氏は当然ながら、既に到着していた。だがこちらでもA.K氏ががっくりと肩を落として、非常にツラそうな表情を浮かべている。

Facecap0


「ダメだぁ、腹が減ってたまらん……」


と、昼食用に買ったビンボーパン(一袋に10個とか入って売っている、安いパン。我々の間では、通称こう呼ばれている 笑)をバクバク食べ、最後には食べ尽くしてしまっていた。

僕は初めて見たのだが、菜の花台に屋台のタコ焼屋がいる事は結構有名らしい。この時も営業していた。

Faceiron_3
「食べたいけど……死ぬな、多分」

はりねずみ氏がぽつりと呟く。

おとうと氏は、相変わらず飄々とした様子。しかし、一番脚にキているであろう事
は間違いない。案外、

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イッパイイッパイな状態





だったのかもしれない。


 

Facecap0


「エネルギーが吸収されるまで待ってくれ……」


というA.K氏を気遣って、ここで大休憩を取る。多少のエネルギーも補給し、再出発! 残り3km!

またA.K氏とはりねずみ氏が先行するかと思ったら、

Facecap0


「ちょっとペース合わさせてくれ……」

と僕の後につく。


それってどーいう意味よ?


と思わないでもなかったが(爆)、まぁ僕にできる事はマイペースで行く事しかないのだ。休んだおかげで、脚と膝の調子も悪くない。ギアを一段上げてみる。


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2006年12月20日 (水)

ヤビツ・リベンジ -その3-

実はこの記事で、通算100記事目なのである(パチパチパチ ←拍手)。

中心となるテーマなぞなく、ただただ日々の出来事&旅記事をおバカな文章で書き連ねているこのblog。とりあえず、「継続は力なり」という言葉だけが、ココロの支えです(笑)。だがそんな記念すべき100記事め……実はあまり、ネタがない(汗)。

淡々とした内容になってしまったのでありますが、とりあえず今後とも宜しくお願いしますなのであります。


これまでのあらすじ -その1- -その2-

東名高速の下をくぐり鶴巻温泉の看板を越えると、約2キロに渡って「新善波隧道」まで続く、登り坂にさしかかる。前回の時はこの時点ですでにギアはインナーローで膝の痛みを抱え、ヒイヒイ言いながら登っていったのだ(そして脚を使い果たした 爆)。しかし今回は、出発してからまだ15キロ程度。十分脚は残っている。

前をいくA.K氏のペースの良さもあり、多少アゴは出したけど(笑)センターのままで問題無くここをクリア。隧道後の坂を下り、名古木の交差点で信号待ちの間に、つかの間の休憩。

Facecap0


「とりあえず、途中のapまでな」

おそらく表からヤビツにトライするチャリダーの殆どが立ち寄るであろう、ampmの事である。そこで昼食の買い出しをして、峠で昼飯にしようという魂胆なのだ。

 

ここで一つ、恥ずかしながら告白しておこう。「名古木の交差点」といえば、表ヤビツの入り口を司る交差点としてあまりに有名なのであるが、ワタクシこの「名古木」の事を今まで、

5



「なこぎ」と読んでました!(恥)



スマン、許してくれ! 正確には「ながぬき」なのですね……。他のヒトのblogを読んでいて、初めて知ったよ……。思い込みとはオソロシイ。で、この「なこぎ」ならぬ「ながぬき」の交差点を渡り、いよいよヤビツへ向かう。この時点で既にフロントはインナー33Tへ(笑)。

しかし、自分で思った以上に周りの風景を忘れていて驚いてしまった。いきなり激坂! というイメージが先行していたのだが、始めは適度なアップダウンを繰り返しながら、これも有名な鳥居へと進む。9月の時は本当に余裕がなかったんだなぁ……と今更ながらにつくづく思う。

だがさほど余裕があるワケではなく、順位も既にA.K氏、はりねずみ氏に次ぐ三番目に落ちている(汗)。おとうと氏はさすがにフロント42Tがキツいのか、遅れ気味。とにかくドンケツはマズい! と思って頑張る。そうこうしている内に、目的のampmに到着! 食料を買い、トイレを済ませる。

 

駐車場で話をしていると、どうもA.K氏だけでなく、はりねずみ氏もあまり調子が良くないらしい。

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「……なんだかアタマがボーっとするんだよね」

年末進行で忙しく、毎日日付が変わる頃の帰宅で、土曜も一日寝ていたらしいのだが、どうにもスッキリしていないという。

Faceiron_3 「けど腹筋はしてたからサ、横っ腹の肉は落ちないけど、腹筋は割れたヨ」


うーむ、それもどうなのよ(汗)。


さて、ここからがヤビツ最大のヤマ場。蓑毛のバス停までの2段激坂である。とりあえず、我々はタイムアタックが目的ではないので、次は蓑毛で休憩する事にした。口にするのは恥ずかしかったので言わなかったのだが、僕の今回の目標は、とにかく「足をつかない」事。つまり、「ココロを折らない」事だ。

前回は、このコンビニに至るまでに2回は足をついていた。『名古木〜ampm』、『ampm〜蓑毛』、『蓑毛〜菜の花台』、『菜の花台〜ヤビツ峠』と全行程約12キロを4ブロックに分けて考える事にする。第一ブロックはクリア。さて、次だ!


コンビニを出てすぐ、いつものようにA.K氏とはりねずみ氏が先行する。ただいつもと違うのは坂が直線なので、姿が見える事。近づいたり、遠ざかったりを繰り返しながら、黙々とペダルを回す。

ヤビツでは蓑毛までが一番キツイと言われているのだが、それは坂の斜度だけが原因ではないだろう。蓑毛までは集落があり、交通量も多い。ましてやバスが来たときなんかは最悪だ。ある程度気を遣って走らなければ ならない環境が、精神的にキツくさせているのかもしれない。

途中で一人の中年チャリダーを追い抜く。抜く為に、ちょっとペースを乱した感じ。心拍数が上がる。後を振り返ると、おとうと氏もさほど離れてはいない。寡黙な感じの彼なのだが、それだけにやはり、かなりヤルと見た。

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「ヤビツは何度か走った事ありますね……」


と言っていたのはダテではなさそうだ。かなり息が上がった頃、蓑毛のバス停に到着! 2段激坂を、足付き無しで攻略である。僕らが到着してすぐにバスがやってきて、ハイカーのオジチャンオバチャン達を大量に落としていった。蓑毛から大山に抜けたりすることもできるらしく、ハイカー達にも拠点となっているのである。


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2006年12月19日 (火)

ヤビツ・リベンジ -その2-

これまでのあらすじ -その1-

2006年12月3日(SUN) 午前7時

奇しくも、前回の松姫峠から丁度一ヶ月後のこの日。それまでの掲示板でのやり取りで、『午前9時に相鉄海老名駅出口集合』と決まった。逆算すると、ウチから自走するにせよ輪行するにせよ、8時に出れば間に合う計算になる。今回はできるだけ脚を残しておきたかったので、最寄りの駅から2駅程進んだところから輪行するつもりだった。

カーテンの隙間から、日差しが漏れている。天気はよさそうだ……と思ってカーテンを開けると、


ドシャ降りなんですが(汗)


日差しがありながら、エラい勢いで雨が降っている。一瞬躊躇したが、とりあえず準備を開始。すると雨も止んだ。まぁ陽は出てるんだし、これ以上降る事はないだろう……と思っていた7時45分。


またしても土砂降り(滝汗)


何だ何だ、なんかの(&ーの? 笑)ノロイか!?

だがこれも5分程で止んだ。路面はヘビーウェットになってしまったが、誰からも中止の連絡はない。てか、この時間だと皆すでに家を出ているだろう……。覚悟を決めて、家を出る。しかしやはり路面が濡れている影響は大きく、輪行の為の袋詰め作業で手がドロドロに(涙)。やはりウエスは必要か。しかもヘルメットを脱ぐ際にサングラスが落下し、レンズが欠けた(泣)。泣きっ面に蜂とはこの事か……。


しかしまだまだ取り返せる! とココロを奮い立たせていざ海老名へ。少し離れた場所にはりねずみ氏の自転車がポツンと置いてあったが、本人の姿は無い。とりあえず隣で自転車を組み立てる。海老名の路面も多少は濡れているが、走行には支障のないレベル。あまり降らなかったようだ。

とりあえずは、サングラスを直す必要がある。どこからともなく戻ってきたはりねずみ氏曰く、自転車ですぐの所にコンビニがあるというので、速攻で瞬間接着剤を購入する。ハードコンタクター(コンタクト使用人間の意 笑)の僕にとって、サングラス無しの走行は考えられないのだ。

戻ってみると、A.K氏とおとうと氏も到着し、自転車の組み立てに入っていた。しかしどうも、A.K氏の様子がおかしい。


Facecap0 「ごめん……多分、同じ電車だったんだけど、着いてからずっと、トイレに籠ってた……」

聞くと、昨日はA.K氏が大学時代から続けているスポーツクラブの練習があり、そのまま実家に泊まったのだという。

Facecap0
「実家に行ったら、普通飲むだろ?」

Facehulk_3
「飲まねェよ」


……僕はネ(笑)。下戸ですから。そもそも実家暮らしだし(爆)。


とにかくカラダが水を求めている、というA.K氏のリクエストもあり、さっき僕が行ったコンビニに出発早々突入する。今回のコースは、基本的に9月に僕が辿ったコース。但し行きはちゃんとR246を使う(笑)。R246厚木〜伊勢原〜名古木〜表ヤビツ〜裏ヤビツ〜R413厚木、というルートだ。

応急処置をしたサングラスも、とりあえず問題はなさそうでホッとする。交通量の多そうな厚木市街を避けて、R246に出る。ここからしばらくはフラット区間。今回の列車編成はA.K氏、僕、おとうと氏、はりねずみ氏の順である。経験値からいうと、どうしてもこうなってしまうのだ。

とりあえず坂に至るまでに脚を重いギアに慣らしておくか……とフロントギアをアウターにして、うんしょよいしょと踏んでいく。すると突然、

Faceiron_3
「重いギア踏み過ぎ!」

と声をかけられてビックリした。いつの間にやらはりねずみ氏が後に来ていたのである。曰く、

Faceiron_3


「脚でなく、心臓で漕げ!」

との事。この場合、「心臓=回転数」という事なのである。つまり、ある程度軽いギアで行かないと脚がもたんぞ、という事なのだと理解(汗)。素直にセンターに戻して、脚への負担を減らす。

R246はある程度起伏に富んでいる、というイメージがあったのだが、さほど意識をすることもなく行ける。だがさすがに交通量が多く、決して走り易い道とは言えない。

渋滞するクルマを尻目に、我々は第一の関門「新善波隧道」を目指してひた走る。

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2006年12月18日 (月)

ヤビツ・リベンジ -その1-

2006年11月3日、僕は仲間達と、自転車による松姫峠攻略に挑んだ。端から見ればヘタレな内容だったかもしれないが、自分としては現時点での状態として精一杯やった結果であり、それなりに満足できるものであった。しかし、自分に甘い僕とは違って、ただひたすらストイックに、自分の不甲斐無さを攻め続けていた男がいた。

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はりねずみ氏である。





「このままではオレはダメになってしまう。今年中に、もう一回チャレンジしたい!」

てな内容の書き込みが、我々の掲示板になされた。しかし日程等の関係上、決行は早くても12月アタマ。彼の仕事も忙しく、皆が集まれるとなると土曜日ではなく日曜日の方がいい、という結論になった。そうなると、松姫峠まで行くのはチトしんどい。

「そんじゃヤビツ行くぞ!」

おお、そう来たか。神奈川県民チャリダーの心の揺りかご(←意味不明)、ヤビツ峠である。僕も9月にチャレンジしたのだが、コテンパンにやられてしまったのだ。

よし! いいではないか! 彼(はりねずみ)にとってもリベンジなのだろうが、僕にとってもリベンジだ! 多少なりとも成長した姿を見せてくれる!
というワケで、

= OPERATION :YABITSU REVENGE =

が発動! 志願者は以下の4名である。

Captain2_1




A.K氏


言わずと知れた、僕らのリーダー。彼にとって「行く」とは「生きる」事。常に「走りに生く」という表現を忘れない(笑)。


Iron01_01_6





はりねずみ氏

今回の旅の発案者であり、最もリベンジに燃える者。何が無くとも、筋トレだけは欠かさない。


Wolverine




おとうと氏(←勝手に命名 爆)

何を隠そう、A.K氏の実弟。今回唯一のロード(フロントインナー42T!)で参加。逆にあなどれない存在。

Hulk03_01_2





K.N

このblogを書いてる本人。「成長を見せる」といいつつ、特に何もしてなかったりするナマケモノ(爆)


前回参加の&ー氏は諸処の事情で欠席となった。だから、というワケではないけど、天気については全く心配していなかった(笑)。天気予報も、とりあえず雨の心配はない事を示していた。しかし当日、この予報を完全に裏切る展開から、今回のツーリングは始まったのである。

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2006年11月25日 (土)

走りに生きたいー松姫峠へ! -最終回-

これまでのあらすじ -その1- -その2- -その3- -その4- -その5- -その6- -その7- -その8-

電車の中では、一つの出口に固まると非常にメイワクであるため、僕とはりねずみ氏、A.K氏と&ー氏のペアーにそれぞれ分かれた。幸い、予想していた程乗客は多くなかったが、やはりコレも予想通り座る事ができず、各自ムスッとした表情のまま自転車を支え、電車に揺られていく。

とりあえず八王子を目指したのは、各自の家に帰るにしてもそこが一つの分かれ目となるからだ。高尾の乗り換えでようやく座る事ができ、寝られる……と思ったら、


ガシャン!

と派手な音がした。スペースを求めて最後尾車両に乗り、A.K氏と&ー氏は列車の運転席の壁に自転車を立てかけていたのだが、ブレーキをかけた拍子にミゴトに倒れてしまったのだ(汗)。ウーム、輪行もラクではない。


何とか終点である、八王子に辿り着く。しかし、何だかやたらと人が多い。階段を上がるのにも一苦労なのだ。ましてやこちらは大荷物を抱えているのである。やっとこ階段を上りきると、そこには想像を絶する光景が待ち構えていた。



人、hito、ヒト、人、hito、ヒト人、hito、ヒト……。



何ですか、この大混雑は!? 

時刻は丁度5時位で夕方のラッシュ時刻と重なってはいたのだが、今日は休日である。ここまで混む事はなかろう……と困惑していた僕らに、A.K氏から驚くべき情報がもたらされた。


Mmr2




















いや、ここまで驚きはしなかったけど(笑)。マッタクモウショウガネェナァ、程度ではあったけど(笑)。何故かと言うと我々は最初から、


八王子で呑むつもりだったからだ(爆)。

しかももう横浜線を使うつもりはサラサラなく、僕は相模線を使って、海老名経由で帰るつもりだった(その方が家に近いのだ)。


だから横浜線が止まっていようがなんだろうが大した問題ではなかったのだが、その影響による大混雑は予想外であった。唯一土地勘のある&ー氏の言葉に従い、自転車抱えて歩き出す。実は、呑むにあたってこの自転車が悩みのタネであった。

・かなりの大荷物(しかも×4)なので、まさか店の中に持ち込むワケにもいかない。
・かといって、目を離すのは物騒で心配で仕方ない。
・組み立てて駐輪場に置くのが一番いいのだろうが、当然、帰りにまた仕舞う必要がある。そんな事してられっか!


という三重苦(?)なのであった。これらの問題が解決できる店を捜す必要があるのだが、八王子に土地勘は無いし、そうといってコンナモンを担ぎながらウロつく事を想像すると、ゾッとしてしまう。こういう時は……そうだ!

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「行けっ、&ー!」



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「おう!」





てなワケで土地勘のある&ー氏を斥候にトバし、一同待機! しかし……。


いつまでたっても戻ってこない(汗)。

やはり無理か……と思っていると、こちらに向かって歩いてくる&ー氏の姿が見えた。

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「……キビしかったかな」

とA.K氏が呟く。確かに&ー氏の表情は暗く、とてもじゃないが良い報告は期待できそうにない。まぁそれだったらそこにあるラーメン屋で、カルくビールでも引っ掛けましょうかそうしましょうか……。

とラーメンモードに積極的に切り替わろうとしていたのだが、&ー氏は無表情に言った。

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「ちょっと先に天狗があるんだけど、そこの踊り場に置かせてくれるって」

んん?

よく確認してみると、天狗はビルの二階にあり、入り口の前に結構なスペースがあ るのだという。

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「ヨシヨシ、良くやったぞ。Good Job!」

などと&ー氏をホメタタエつつ、我々はそそくさと天狗に向かった。諸事情により(笑)、ビール禁止のA.K氏はサワーで、それ以外はビールでカンパイし、我々の一日は終わっていくのでありました。