旅どう。-怒濤の○○○ツアー-

2006年12月13日 (水)

ミステリーデス……怒濤の○○○ツアー -最終回-

これまでのあらすじ。-その1- -その2- -その3- -その4- -その5- -その6- -その7- -その8- -その9-

朝は変わらず9時出発。今日の行程は釧路湿原で丹頂鶴を眺めつつ、和商市場で勝手丼! というもの(?)。帰りは釧路空港からとなる。釧路湿原は正直もうオナカイッパイなのだけど、和商市場は実は初めて。釧路は2回も来ているのに、どうもタイミングが合わなくて(1回目は釧路沖地震のせいだけど)、行った事がなかった。

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せめて写真で…(笑)


そんなワケで釧路湿原も丹頂もすっ飛ばして、いきなりレポートは和商市場に到着してしまうのでありますね(笑)。第一印象としては、


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「想像してたのと違う……」






であった。全く勝手ながら、築地場外市場のような、アーケードの屋根はあるものの、基本的には場外市場をイメージしていたのである。しかしそこは、屋内であった。しかも(思ったより)狭い。時刻はこの時点で11時15分というところ。ガイドさん曰く、「13時に出発ですから。よろしくお願いしますネ」という事で、ここでの時間は約2時間。その間に昼食を済ませ、お土産も買いなさいネ、という事なのだ。


和商市場で昼食を、というとコレはもうさっきから言っている通り、一つしかない。
「勝手丼」である。カネの無い旅行者にも新鮮な海の幸を味わってもらう為に考案されたというこの「勝手丼」。まずはご飯を買って、それから好きなネタをアレコレ見繕って載せて、勝手な丼を作り上げるから「勝手丼」。

しかし、朝食を食べてから
まだ3時間チョイなのですよ(汗)。

という事で、まずは土産を物色。市場内をぐるぐると歩き回る。相棒の目は、カニに釘付け。しかし何しろ同じようなものを売っている店が集まっているワケで、一体ドコで買ったらよいものか、と迷ってしまうのである。こうなってくると決め手はやはりヒト! なのだ。やっぱり威勢も愛想も良く、そして気前も値引きも良い店(爆)に、ヒトは惹かれていくのでありますね。

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物色中……。

フト立ち寄った店のオバチャンにドン、ドン、ドーン! とカニを積み上げられ、「これも付けるよ!」とタラバの脚をセットされたところで、相棒爆沈。お買い上げ〜〜。しかし僕が捜していたのは全く別のものであった。鹿肉である。

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お買い上げ〜。

僕は現在アトピー治療の一環で食事制限をしており、豚肉と牛肉を食べられない(一応……爆)。しかしそれ以外の肉ならばさほど量が多くなければOKとのことで、北海道の鹿肉に目をつけていたのだ。通販でも外国産の鹿肉を売っているが、高いんだよ……。

海産系メインの和商市場において、肉系の店は2軒しかない。片方の店で聞いてみると、冷凍モノであるならアルヨ、という。500g程スライスしてもらい、購入。ついでに他の店で買ったカズノコも一緒にパックしてもらい、発送の手続き。すると、


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財布に二千円しか残ってねぇ……(汗)



「安い」というイメージのある勝手丼だが、実はネタの選び方によっては簡単に2,000円オーバーが可能(汗)。この場合、逆に物理的なブレーキにはなったのであるが……もう少し、食べたかった(涙)。

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一応食べました、の図(爆)


さすがに2,000円のままでいるわけにはいかないので、一度外に出て郵便局へ。フトコロの補給を済ませたところで、この旅最大の(?)念願であるラーメンを食す! この為に、勝手丼のサイズを「S」に留めておいたのだ(笑)。

和商市場の隣にもう一軒、小さな市場があったのだが、その中にラーメン屋がある事を、目ざとく発見していたのである。後から知ったのだが、実は「釧路ラーメン」というと、「札幌」「旭川」等の北海道ラーメンブランドの一角を担う程のものだという。その中でも我々が行った「魚一(うおっち)」は、それなりに有名店だったようだ。

オリジナルだという「魚醤ラーメン」を、僕はこってり、相棒はあっさりで注文。店はさほど混んでもいないし、すぐくるだろう……と思っていたが、


なかなか来ない(汗)。

焦るのには理由があった。郵便局を見つけるのに手間取り、この時点で時刻は12時半。集合まで、残り30分を切っている(汗)。加えて僕にはお袋から直前にメールが入り、「白インゲンがあったら買ってきてくれ」というミッションが課せられていたのだ。つまり、残り30分でラーメンを食べ、和商市場に戻って白インゲンを捜して購入し、バスまで戻らなければならないのである。いやもう、30分もない(滝汗)。

実際にはさほどの時間でもなかったのだろうがジリジリしながら待っていると、ようやくラーメンが来た! アッサリしたスープに、細い縮れ麺が良く合っているーーなどと、
語っている場合ではない!(爆) とにかくわっしわっしとかき込み、相棒に支払いを頼んで和商へダッシュ!

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魚一(うおっち)ラーメン。美味。


残り12分。市場内をグルっと回るが……ない。そもそも、豆類を扱っているような店がないのだ。

残り7分。ラーメンを食べた市場内に、野菜を扱っているところがあったのを思い出して戻る(汗)。訊いてみるが、「いやぁ、無いですねぇ」というつれない返事……。残り3分。


-GAME OVER-


バスに戻ったのは、出発予定の1分前だった。勿論僕が最後である(汗)。……こんなことなら、もっと落ち着いてラーメン食べたかった……(涙)。

一人息をゼイゼイさせているオトコを乗せて、バスは釧路空港へとひた走る。出発時刻は15時。こうして、突発的に始まった3回目の北海道旅行は、怒濤のように過ぎ去っていったのである。

相棒と、その母君に感謝を込めて。


[旅はどうだしょう。 ミステリーデス……怒濤の○○○ツアー 完]
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2006年12月12日 (火)

ミステリーデス……怒濤の○○○ツアー -その9-

これまでのあらすじ。-その1- -その2- -その3- -その4- -その5- -その6- -その7- -その8-

今夜の夕食はバイキング。昨日のような形式も悪くはないが、何となくバイキングの方がキラクであるのは確かだ(笑)。だだっ広い会場の中で「和食(洋食含む)」「イタリアン」「ハワイアン(果物)」「中華」の4つにブースが分かれていて、自由に持ってくる事が出来る。

席に案内され、お詫びのシルシのドリンクを注文した後、

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戦闘開始!




とりあえずスタンダードに和食から攻める。しかし内容をよく吟味しないと、アッという間に一食分の量を突破してしまうのだ(汗)。自分なりに栄養のバランスを考えつつ、刺身や肉、野菜系をメインに調達! さすが北海道だけあって、海産物系は絶品! 鹿肉や鯨肉もあり、飽きさせない。和食の次は、イタリアンへ。量を少なめにしつつ、数種のパスタとサラダを摂取したところで、

もう限界デス(滝汗)。

そりゃそうだ。気がついたら、二時間近く食べ続けていたのだから(汗)。もう何を食べたのやら、多過ぎて全く覚えていない。それ以前に、メニューも多いのだけど(笑)。よって中華は諦めて、デザートとケーキで〆る(別腹)。

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夕食会場。



とにかく腹は膨れているが、アルコールを摂取していないので気分は上々(笑)。少し休んで、これもまたホテルの自慢であるというお風呂へ。もうすっかりホテルの宣伝blogと化してしまっているのだが、書かずにはいられないのアタシ、という感じなのである。これは僕と相棒の共通した意見なのだが、昨日のホテルの印象が全く残っていない位、スゴかったのだ。

では一体どのようにスゴかったのか!? と問われると、そこがシロウトの悲しさ、ヘタクソな文章で説明しても理解して頂けないだろう。お風呂だけに、写真も撮れない。これはもう、行って確認して頂く他はないのである。決して、手抜きではない(汗)。

ひとっ風呂浴びて腹もこなれたところで、この旅行の無事を祝して(?)、カンパイをすることにした。この為に、近くのセイコーマートでネタを仕入れてきたのでありますね。北海道限定の、

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白熊ガラナ&

羆ガラナ!!(爆)




添乗員のメガネ男曰く、

「セイコマにはですネ、北海道でしか手に入らないような商品も結構ございマスので、さほど親しくない、どうでもよい方向けのお土産等にはモッテコイだと思います。これを機会に是非お買い求め頂きたいと思うのでありますネ」

という、「どうでもよい方向けのお土産」の部類である(笑)。過去2回の渡道においても、何故か口にする事がなかったのでありますね。よってワタクシも初体験なのである。ちなみに相棒は缶に書いてある「WHITE(またはBROWN) BEAR」を「BEER」と読んでいたらしく、下戸の人間が何で二本もサケを買うのか、と不審に思っていたらしい(爆)。

味は……なんだか「ドクターペッパー」を「三ツ矢サイダー」で割ったような感じ(?)。決して不味くはないが、さして感動もない(爆)。それでいて、疑問が残ってしまった。

何故二本とも味が同じなのだ!?

色は違うのである。確かに白熊ガラナは透明(白)で、羆ガラナは茶色である。カンバンにウソ偽りはない。しかし、味は同じ。

「いいじゃない、白熊だろうが羆だろうがクマはクマで、おんなじでしょ? それといっしょ!」

いやまぁ……分かるような……分からないような……(汗)。

ハライセに、ついでに買ってきたセイコマブランドの缶チューハイにまで手を伸ばしている内に、

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撃・沈(爆)
(※画像はイメージです)





翌朝。最終日の朝である。せっかくだから朝風呂に浸かろうと、僕は最上階を目指した。このホテルには地下と最上階という両極端な場所にそれぞれ大浴場があり、時簡によって男湯と女湯が入れ替わる。昨夜は地下が男湯で、朝になって最上階になったのだ。

相棒の話によると、屋上に大きな露天風呂があって星が綺麗だったという。時間が時間だけに星が拝めるべくもないが、朝の空気に包まれた阿寒富士や、阿寒湖の姿は拝めよう。素っ裸の状態で所々凍った螺旋階段を登り(汗)、屋上の露天風呂へ。

薄く朝もやが漂い、朝焼けの気配が残る静寂の空間。阿寒富士に向かってパン、と一発手を叩く。

ーーさあ、最終日だ!

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2006年12月11日 (月)

ミステリーデス……怒濤の○○○ツアー -その8-

これまでのあらすじ。-その1- -その2- -その3- -その4- -その5- -その6- -その7-

北海道の形に見える湖、ペンケトウなどをチラ見したりしながら阿寒湖へと向かう。見覚えのある道を辿り、阿寒湖畔に到着! アイヌコタンの前を通過すると、今夜の宿は正面に建っている……が。

クルマがいっぱいで入れない(汗)。

出迎え係のホテルマンが右往左往して、クルマを移動させようとするのだが遅々として進まない。「しばらくここで待ってましょうかねェ」なんてガイドさんは言っていたが、その内、後ろから別のバスが来てしまった。なのでムリヤリ(笑)、スペースに車体を突っ込む。

「なんだ、日本一ったって、タイシタコトないナァ」

とちょっと印象が崩れてしまったのであるが、部屋に行ってさらに悪くなってしまった。なんと、



まだ掃除中だった(爆)。


廊下に掃除機やら道具やらを載せたカーゴが置いてあり、和服姿の従業員がワラワラと掃除を進めている。指定された部屋に「入っていいですか?」と訊くと、まだお茶のセットがまだだが、入って頂いて構いませんというので遠慮なく入った。
昨日に比べると狭い(6畳位かな?)が、綺麗な和室。窓際にソファーが作り付けられていて、これはコレでオシャレ(?)である。良いではないか文句ない文句ない。とりあえずちょっと休んで、阿寒湖散策にでもでかけますか……。やっこらしょうと腰を下ろし、手を畳につくと、何か


ジャリッ

という違和感が。……んん? 見ると、畳に広がる透明な粒々。


砂糖じゃないか!

という事は、



掃除してないんじゃん!(怒)



何だか部屋にいたくなくなってしまい、従業員に状況を伝えるとそのまま外に出たーーかったのだが、その前に相棒が行きたいところがあるという。一階ロビーのトイレである。しかしこれが只のトイレではなく、なんと
二千万円(!)のトイレだというのだ。

バスの中でガイドさんが宿の素晴らしさについて熱弁を振るったのだが、そのメインの一つがこのトイレであった(笑)。

「とにかくアナタ! 行ったからには是非! 一度は入ってみてご覧なさいナ!」

なんていうのであるが、それが女子トイレである以上、僕にとってはマッタク関係ないのだ(爆)。待っていると、そこはかとなく漂う甘酒の香り。それに釣られて行ってみると、片隅に甘酒だけではなく、お茶やジュースの無料サービスがあるのだ! 遠慮なく頂く(笑)。

何やら人が群がっているところがあったのだが、そちらには蒸かしたジャガイモの無料サービスが! これは凄い。もしこのホテルに泊まっていなくても、無料でジュースや甘酒を飲みつつ、ジャガイモを鱈腹食べられてしまうではないか!(←発想がビンボー 笑)

二千万トイレの感想を聞いてみると、


「なんかスゴい、広間みたいだった……」

と夢心地で目も虚ろ(笑)。この後ヤツは、ロビーを通る度にトイレに寄るようになる(爆)。



時刻はまだ三時半だが、この時期の北海道の日没は50分頃。もう立派に夕暮れである。しかし……それだけじゃないだろう。


この人気のなさの理由は(汗)。

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寂しげな阿寒富士。


観光船もとっくに冬期営業終了になっており、周囲の店も開いていない。いくつか開いている店はあるのだが、冬なので戸がピッチリ閉まっており、当然ながら入る為にはそいつを開けなければならない。しかし客の数があまりに少ないため、


開けるのにかなりの勇気が必要(爆)。

嗚呼小心者。以前僕が来た時は9月だったので店は戸を閉める事無く、非常にオープンであった。観光客の数もそれなりだった。しかし今の雰囲気はまさに、


場末の温泉街(爆)。

やはり、日曜の夜というのがアレなのか……。

それでもメゲずにいくつかの店で、お土産を買い求める。ここで密かに捜していた、[熊出没注意]のバイク用ステッカーを発見! 僕はバイク乗りではないが、デザイン的にカッコ良く、サイズも小さめなのが気に入って、クルマに貼っているのだ。だが2年も経つと色あせて剥がれてきてしまい、新しいのが欲しかったのである。

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三種セットで。


なかなか見つけられなかったのだが、店のオッチャン曰く、「限定品だからネ」という。……そうなのか?(汗)。ステッカーは、相棒にオゴってもらった(笑)。感謝である。



その他の買い物を済ませて部屋に戻ると、さすがにチャンと掃除がされており、お茶もセットされていた。ヤレヤレ、とそのお茶なんぞを飲んでいると、


ピンポーン♪

とチャイムが鳴り、僕らは顔を見合わせた。玄関に出てみると、背広姿の男が頭を下げる。

「こちらのお部屋で、私どもの不手際があったと聞きまして……大変失礼致しました」

例の砂糖事件の事だ。

「お詫びと言ってはなんですが、御夕食の際に、ドリンクを一品サービスさせて頂きます。会場でお申し付け下さい。本当に失礼致しました」

そう言ってもう一度頭を下げると、男は去って行った。うーん、プロだな。ピンチをチャンスに変える、誠実な対応。相棒なんぞは目をハート型にして感激している。

……さてじゃあ、その夕食とやらに行ってみますか!

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2006年12月 8日 (金)

ミステリーデス……怒濤の○○○ツアー -その7-

これまでのあらすじ。-その1- -その2- -その3- -その4- -その5- -その6-

ラーメンの事でゴネる暇も与えられず、我々はフロントの女性に引き連れられて昼食場所へと案内された。ホテルの中かと思っていたら、一度外に出る。渡り廊下を歩いていると、硫黄の香りが漂う。川湯温泉は、北海道には珍しい硫黄泉なのだという。

前方を見ると、なんだか体育館のような古めかしい建物があり、そこが昼食場所であった。「体育館のような」と書いたが、おそらく「体育館そのもの」で、廃校を利用したもののようだ。電灯や、ファン等の換気設備もあるからこれは上手い再利用法である。北海道にはこのような廃校を利用した施設が結構あるので、実はさほど驚く事ではないのかも。

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施設外観。モロ体育館(笑)。



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とりあえず、喰え!


丸いラム肉を炭火で焼く! ジュワッと上がる煙、漂う香り。うーん、

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旨い!





どうも焼きすぎると肉が固くなってしまう。レア気味にするのがコツのようだ。ところで、値段の差が一体何であったのかというと、高い方には海産物がつくのである。


またホッケ丸ごと(汗)。

いや、旨いには旨いんだけど……。しばらくホッケはいいかな(笑)。



昼食を終えると、バスは硫黄山へ向かう。途中で横綱大鵬の実家&記念館をチラ見(対象年齢が分かりますネ 笑)したりしながら、バスは走る。硫黄山という名前の山は、実は北海道に複数あるという。まぁ「三国峠」がアチコチにあるようなものか(笑)。

関東でいうところの大湧谷みたいなものだが、ガイドさん曰く、実はもっと知ってほしいのは周りに生えている植物が、実は高山植物であるという事なのだという。さほど標高のあるところではないが、気候の関係で低い高度で見られるというのだ。

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硫黄山。逆光……。


硫黄山を後にしながら、ガイドさんが話し始めた。網走刑務所に代表されるように、北海道は「囚人」なくしては実は語れないのだと。この硫黄山での硫黄鉱山や、現在通っている国道の基礎等は、殆ど囚人の力によって築かれてきたものであるという。現在、観光資源となっているものには必ずといっていいほど、その裏に囚人の影がある。血と汗が染み込んでいる。その事を忘れないで欲しい、と。



バスは摩周湖へ。しかしどうも遠回りをしているように思っていたら、着いてみてそのワケが分かった。

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峠が通行止めなのだ。




無理もないか……。標高が高いだけあって、雪がかなり残っている。ところで摩周湖というと、知ってる方は知っている、「霧の摩周湖」。見られる方が珍しい、と言われるくらい(?)、霧がかかる事で有名だ。晴れた摩周湖を見ると未婚の人間は「婚期が遅れる」と、既婚の人間は「出世が遅れる」と言われたりするらしい。……どこまで本当か?(笑)

僕にとって摩周湖は三回目。最初はものの見事に「霧の摩周湖」に阻まれて、全く姿を拝む事無く撤退。二回目は辛うじて霧こそなかったものの曇天で、メインの展望台ではなく通称「裏摩周」と呼ばれる展望台から眺めたものであった。よって、メイン展望台から拝むのは初めてなのである。天気は快晴! ガイドさんのお墨付き。さぁ未婚の方、覚悟はよろしいですか?(笑)

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これが摩周湖だ!





って、写真じゃ迫力ないな……(汗)。



ひとしきり摩周湖を堪能すると、残るは宿のある阿寒湖に直行するだけなのであった。てか、まだ2時なんですが……(汗)。一時間かかったとしても、3時過ぎにはチェックインできてしまう事になる。まぁそれもヨシ、か。実は今回の宿はスゴイらしい。ガイドさんは力説する。


「アンケートで日本一にもなった事のある宿なのよ!」

その名は『あかん遊久の里 鶴雅』。実はこのホテル、僕の記憶にも残っていた。阿寒湖には有名なアイヌコタンがあるのだが、そこへと至る道の正面に建っていて、「ハトヤみたいなホテルだなぁ」と少々アキレながら(笑)、建物を眺めた事があったのだ。まさか、自分が泊まる事になろうとは……。人生とは、分からないものである。


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2006年12月 7日 (木)

ミステリーデス……怒濤の○○○ツアー -その6-

これまでのあらすじ。-その1- -その2- -その3- -その4- -その5-

翌朝の出発時間は午前9時。どちらかというと、遅い時間といえるだろう。6時半に起きて風呂に入り、ゆっくりとバイキングの食事をしてからバスに乗り込む。天気は快晴! すでにミステリーではなくなってしまったミステリーツアー(笑)であったが、バスの座席が日ごとに変わって何処に座るか分からないという、ささやかなミステリーが用意されていた。

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部屋の窓から、オホーツク海。


乗ったらすぐ、という感じで予定時刻より5分早く出発。外の温度計が、0.9度を指している。しかし日差しがあるせいか、さほど寒くは感じない。

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知床の山々。


「えー、皆さんおはようございます」

メガネ男がマイクを握る。「よくお休みになれましたでしょうか。まずはお世話になりましたホテルの方々にですネ、天皇御一家ばりのご挨拶をお願い致します。顔より下で手を振るのがコツですネ」

ある意味、今回の旅最大のミステリーは添乗員たる、このメガネ男であった。何がというと、

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とにかく無表情。




なのである。表情にも口調にも、全く自身の感情というものを表そうとしない。そのくせ、たまにマイクを握った時にはさりげなくひとネタかましたりして、それなりの笑いを誘っていくのだ。良い見方をすると職務に忠実。悪い見方をすると、「オレもう必要な事以外しないけんね」、とそういうタイドに見えなくもない(笑)。どちらかというと後者の香りが漂ってくるが、しかしまぁそれはそれで、文句ないのであった。


本日の行程は、オシンコシンというまるで漬け物のような(笑)名前の滝を経由して屈斜路湖へ向かう。川湯で昼食を食べ、硫黄山と摩周湖をチラ見した後、阿寒湖で一泊! というもの。

正直、オシンコシンの滝は側を通っている国道からも見えるので、一人で行った時にはさして止まってまで見ようとは思わなかった(爆)。ニュースによるとこの時、知床の海岸には大量のサンマが打ち上げられていたはずなのだが、そんな事全く知らないワレワレは、海の方なんて見ようともせず滝ばかり見ていた。実に悔やまれるハナシである。

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オシンコシンの滝。大定番(笑)


オシンコシンから屈斜路湖までは、1時間半程かかる。その間、バスガイドさんが大活躍! 今日の座席が結構前だった事もあって、退屈する事もなく屈斜路湖畔に到着! 砂湯である。ここは一昨年に雨の中立ち寄った懐かしい想い出の(?)地。ここでの見所は、何と言ってもその地名が示すように「水辺の砂を掘ると温泉が湧いてくる」というものだが、実はこの季節ならではのものがあるという。また白鳥である。

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屈斜路湖風景。


濤沸湖程ではないが、屈斜路湖も越冬地として有名らしい。温泉が湧いているだけ、場所としては格が高いのか(笑)。しかしここの白鳥、

やたら図々しい人懐っこい。

濤沸湖の白鳥はヒトの手から直接はエサをもらおうとしなかったのだが、ここのは遠慮なく首を伸ばしてくる。相棒がパンの耳を買ったので少しもらって手に持っていると、

指ごとクチバシで持っていかれる(汗)。

そのくせ、追いかけると逃げやがる。うーむ。かわいくないぞ、オマエら! 


ひとしきり白鳥と戯れた後は(こないだも言ったが、とりあえずしっかりと楽しんでいるのだ 笑)、お待ちかねの昼食! である。実はこの昼食、ツアーに組み込まれてはいるものの、我々には選択の余地があった。話は昨日のバスの中にさかのぼる。メガネ男がマイクを握った。

「えー、皆様、明日の昼食の事についてですネ、お話させて頂きたいと思います。昼食はですネ、別料金となっておりまして、御希望の方には一応二つのコースをご用意させて頂きました」

配られた紙を見ると、基本的にはジンギスカン焼(鍋ではない)なのだが、食材によって値段に差があるのだ。

「えー、もちろんですね、絶対にどちらかを選んで頂く、というワケではございません。現地で自由にお食事をして頂いて結構でございますが、近辺でお食事処はあまりありません。またお時間の事もございますので、申し込んで頂いた方が、安心してご旅行をお楽しみ頂けるト、ワタクシはそう思うのですネ」

うーむ。言葉は丁寧であるが、これってある意味オシツケではないか!?

そう思わないでもなかったが、我々は何の情報も持たない哀れな子羊(?)。渋々……というのはウソで、

「ジンギスカンが食べられるなら、よいではないか!」

と、むしろ喜々として「高いのと安いのを頼んでみよう♪」などと言っていたのである(笑)。

しかしそれとは別に、僕はせっかく北海道に来たからにはぜひ食べておきたいものがあった。ラーメンである。とはいえ、「札幌ラーメン」と「旭川ラーメン」の違いも分からないワタクシ。とりあえず食べられれば満足(爆)なのであります。昼が別料金だというのは聞いていたので、「だったらラーメンだな!」と思っていたのだ。何しろ自由時間が少ないので、昼くらいしか食べるチャンスがないのである。

時間は戻って、バスは昼食場所であるホテルに到着した。「川湯温泉」というれっきとした温泉地であるのだが、かなりひなびている(汗)。こういった雰囲気も悪くはないが……ちょっと、寂しすぎかも。窓から外を見ていると、見つけてしまった。

ホテルの正面にラーメン屋あるじゃん!(怒)

嗚呼ラーメンが去っていく……。

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2006年12月 6日 (水)

ミステリーデス……怒濤の○○○ツアー -その5-

これまでのあらすじ。-その1- -その2- -その3- -その4-

ウトロに泊まるのに知床半島に行かないなんて、ウトロに泊まる意味が無い。しかしながらこの季節、知床横断道路は冬期通行止めで、知床五湖に向かう道も同じ。半島の付根にある「知床自然センター」でUターンするしかないのであった。

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時刻は夕暮れ。道路脇には雪が…。


ちなみに知床クルーズも10月で営業終了。流氷が来るまでは、知床のウリというべきもので、見られるものは何もないのだ。だから安いのか(爆)。

センター内にある「ダイナビジョン」というバカデッカイスクリーンで知床の自然を鑑賞した後、オホーツク海はウトロ港に沈む夕陽をたっぷりと拝んで(日没時間15時50分!)、再びウトロに戻る。今日の宿は、「知床プリンスホテル風なみ季」。西武系のプリンスホテルとは、関係ないらしい……(?)。バスガイドさん曰く、皇太子夫妻が羅臼岳に登った際、泊まったホテルであるという。メイン客の年齢層を反映してか、この後もちょくちょく、天皇家ネタがでてくるのでありますね(笑)。

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ウトロに沈む夕陽。


ツアーだけあって面倒なチェックイン等もなく、荷物を回収したらそのまま部屋に直行! コレはいい。しかしこのホテル、図体は大きいくせにやたらとエレベーターが小さい。しかも2基しかない。本館と別館があり、海を眺める別館の方が新しい事もあって高級そうな雰囲気。しかしツアーな我々は、トーゼンの如く本館なのである(笑)。

部屋はいわゆるツインの和洋室。手前に6畳の和室、奥に8畳程の洋室があり、そこにベッドがある。ちょっと古びているが、かなり広め。窓から海は見えず、ウスラ寂しい風景が見下ろせるだけだがまぁ、文句ない文句ない。

とりあえずホテル内をグルッと探検(笑)し、部屋に戻る。しかし夕食までには約30分程あった。風呂に入るにも中途半端な時間(そもそも混むとニラんで入る気はなかったけど)。何となしにテーブルに置かれていたテレビ番組案内を見ていた僕は、フト視線を止めた。

「どうでしょうクラシック サイコロ6(その1) 16:30〜17:00」


何だって!?


そうだ、ここは北海道。「水曜どうでしょう」の本場(?)なのだ。さすが本場だけあって、関東では「水どう」とか「どうリタ(どうでしょうリターンズの意味)」、などとしか書かれないテレビ欄も、一切の省略無く完全タイトル掲載である! しかも内容までも! 素晴らしい! という事で、

迷わず見る(爆)。

ちょっとイタい視線を感じはしたが、そんなものにマケテハイラレナイ。ハハハ。


夕食はバイキングか、と思っていたのだが、行程表によると違うらしい。

「何だかいろいろ、食べさせてくれるらしいよ……」

相棒はウキウキしながら、夕食会場へと向かう。するとそこにはやたらとデカいお膳台(っていうのかな?)が二つ、向かい合わせに置いてあるのだった。向かい合わせはいいのだけどそのデカさ故、二人の距離はやたらとトオい(笑)。しかし食事を進めるにつれ、この大きさは「必然」であるのだと、イヤでも理解させられる事になった。

後から後から料理が運ばれてくるのだ(汗)。

無論、始めから用意されていたものとは別に、である。特にビックリしたのは、食事も中盤になった頃にホッケが一人ずつに丸ごと一匹(!)運ばれてきたのである。

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もう、上に載らないって……(呆)。




ご飯は炊き込みご飯が少しあるだけでお代わりもナシ状態だったのだが、おかずだけで満腹状態。さらに煮物、蕎麦、会場の端(笑)で実演していた鮭のチャンチャン焼等等……。

もう食えません(泣)。

さらに、である。我々はちょっとフンパツして、瓶ビールなぞを一本注文してしまったのだ。実はワタクシ、天下一品の下戸。360mlのビールで気持ちよく昇天できる、非常にリーズナブルなオトコなのである(爆)。実はそれ以外だと生中しかなかったので、「なるべく少なくしよう」と瓶ビールを選択したのだ。

順番は逆になってしまったが、食べる前にまずカンパイ。食を進めながら、ちびちびとヤる。コップ半分程減り、注ぎ足す。相棒は、と見ると、まだ1/3程度。フト気がつくと自分のが半分になっている。相棒もようやく半分に。相棒に注いで、ついでに自分にも注ぐ。残すのはモッタイナイしね。そういった事を繰り返しているうちに、気づいてしまった。

2/3はオレが飲んでないかい?(汗)

しかし、気づいた時はもう遅かった。部屋に戻るなり、

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ベッドで撃沈(爆)。




おやすみなさい……。

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2006年12月 5日 (火)

ミステリーデス……怒濤の○○○ツアー -その4-

これまでのあらすじ。-その1- -その2- -その3-

結論として、

しっかり行程表をもらってしまった(笑)。

まぁいくら「ミステリー」といってもね、知れるもんなら知りたいト、そう思うワケでありますよ。誰も受け取りを断ったヒトはいないらしく、ガイドさんはホッとしていた。そりゃそうだろう。

行程表によると、初日はこれから網走の手前、天都山を経由して網走市内に入り、濤沸湖に寄ってから知床半島はウトロ港に向かう。宿はウトロ。確かに、港の周りにいくつか泊まるところがあった気がする。

コース的には、僕が二年前に道東を巡った経路を逆に進む事になる。しかし「天都山」も「濤沸湖」も行かなかった(汗)。二年前は丁度雨で、僕は朝からクルーザーで知床クルーズを楽しんだ後、そのまま網走を経由して摩周湖まで行ったのだが、時間に追われていた事もあって(知床クルーズは約半日かかる)、その間ほぼ素通り状態であった。

従って今回の旅は、同じ道東を巡るといってもかなり趣向が異なり、楽しめる旅になりそうである。


「天都山」は「てんとざん」と読み、国道からちょっと外れた網走市の外れにあった。ガイドさん曰く、「360度の見晴らしをお楽しみ下さい!」との事。そう言われると、ちょっとスゴい。以前行った「バイク野郎の聖地」と言われる「開陽台」も、見晴らしは確か330度で、360度の全景とまではいかなかったはずだ。加えてここを有名にしているのが、「流氷館」の存在である。

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天都山に立つ!


そう、オホーツク海に面した網走といったら、流氷なのだ。ここでは本物の流氷を冷凍保存して展示しているのだという。が、

僕らは行かなかった(爆)。

だって、別料金だっていうんだもん。こんな時にケチんな、と言われてしまいそうだが、どうせ流氷をみるなら、海に浮かんでいる本物を見たいではないか。ここのも本物といっても、あくまで砕いて館内に収容したもの。

それって既に、単なるコオリでは?

……まぁそこまでは言わないけど、そんなに価値を感じなかったのは事実。それ以外に氷点下15度の世界を体感するとかもあるらしいが、外に出て雪が舞っているのを見た瞬間、全く行く気が無くなってしまった(爆)。なので、殆どのヒトが流氷館に行っている間、僕らは展望台を占拠する。相棒は早速土産物を物色。クリオネのストラップ等を買っていた。


そこから博物館網走監獄の前を過ぎて、網走市内へ向かう。やはりガイドさんの話題は刑務所なのだ。新旧の刑務所の関係や塀の建設にまつわる裏話、網走駅の看板に隠された知られざる意味等、個人旅行ではなかなか知る事ができない興味深い話が満載。

すっかり楽しいこの旅行(笑)。

年代的に浮いている、という事なぞどこ吹く風。精神年齢的にはマケトラン(?)。

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網走駅の木製看板に意味があるって、

知ってました?


網走市内を過ぎ、向かうは濤沸湖。ここはまだかつてこのツアーがミステリーだった頃、「この季節ならではのものをお見せ致します」と案内されていた場所である。一体、それは何なのかーー。正体は、コイツだ!!


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アヒルんるん♪





……ではない。ガチョウでもない。白鳥である。

聞けば、この濤沸湖はラムサール条約にも登録された、白鳥の飛来地としてかなり貴重な湖なのだという。……けどなぁ、白鳥かぁ……期待以上のものじゃなかったなぁ……。

「確か同じようなのが山中湖にもいた……」

と言いかけたところで、横からサツイノマナザシを感じて慌てて口を閉じた(汗)。

た、確かに山中湖とは違う! 何がというと、そのスケールだ! 

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いろんなトリが、うじゃうじゃと……。


もう白鳥に限らず、鴨やカモメ(?)がわんさかいるのである。さらに上空には、鳶も旋回している(汗)。観光客相手に100円で白鳥のエサ(食パンの耳)を売っていて、それがもらえる事を知っているのだ。だけど、

オレはあげない(爆)。

ケチと言うなら言え! とりあえず白鳥をバックに写真を撮ってもらう(やるこたヤルのだ 笑)。モニターで確認させてもらうと、僕の腕に何か白いものがついている事に気がついた。

「ああっ!」

鳥のフンが革ジャンに……(泣)。

「ま、まぁ、ウンが付いたという事で……」

などと定番な事をいいつつ、オトコはそそくさとバスに避難したのでありました。

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2006年12月 4日 (月)

ミステリーデス……怒濤の○○○ツアー -その3-

これまでのあらすじ。-その1- -その2-

 

11月18日(Sat.)午前11時00分

飛行機は午前10時10分、定刻より少し遅れて飛び立った。国内線童貞だった僕も拍子抜けしてしまうくらいアッケなく手続きは進み、アッという間に乗れてしまった。ある意味、電車に乗るより簡単だなぁ。

搭乗前に、本来このツアーに行くはずであった相棒の母君と電話で話す機会があったのだが、

「ええ、どうもぉ申し訳ありませんねぇ本当にもう助かりましたよホントにねぇもうごめんなさいねぇそんなに気を遣うことないですから楽しんできてくださいねぇホントにもうねぇありがとうございますぅ…」

と一方的にしゃべくりまくられ、こっちは「はぁ、はぁ」と相づちを打つしかなかったのであった(爆)。

まぁいくら「旅費はかからない」といわれてるとしても、まさか本当にタダで行く訳にもいくまい。そう相棒に言うと、相棒自身も本来サンキュッパのところ、2万しか払っていないという。
「まぁだから、1万くらいでいいよ…」
というのだが、まぁそこらヘンは帰ってから母君と相談してくれ、という事で落ち着いた。

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搭乗直前。



とりあえず、この飛行機は北海道は女満別空港に向かっている。到着予定時刻は午前11時45分。所要時間、1時間半! 早いなぁ。過去二回の北海道旅行は、自分のクルマでだった。フェリーで20時間以上もかけていった、あの苦労はなんだったのだ(涙)。今回はCAさんに、
「あ、ゆずジュース下サイ」
などと言ってる間にポーンと着いてしまうのである。


11月18日(Sat.)午前11時50分

女満別は、寒かった。

「母さん、今僕は何故か北海道にいます……」

天気も日は射しているが曇りがちで、全体的に彩度が低い。だがしかし、文句はない。いかにも「最果ての地」という感じではないか!(笑)。ムードを盛り上げようとするかのように、雪もチラついている。全くもって文句無し! なのである。

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到着!


僕らの参加するツアー一行は、総勢43人(!)。予想通り、もはやおじいおばあ、というべき年代の方がメインを占める。コレは仕方ない。添乗員は、ボサボサアタマのちょっとパっとしないメガネ男。三十代前半といったところだろうか。

空港からはバスで移動するので、当然ながらバスガイドさんがついている。40代後半、といった風情のオバチャンである(涙)。しかし後から聞くと、「バスガイドはオバチャンに限る!」そうなのである。理由を挙げるとまず、

・経験の豊かさ

が挙げられる。確かにそうである。他に、

・客と対等な立場になれる

というのだ。どういう事かというと、バスツアーの参加者は圧倒的に女性(40代〜50代)が多いというが、それと同年代であれば、良い意味で遠慮の無い、いわゆる友達感覚で盛り上げてくれる、というのだ。これが若いバスガイドだと客のオバチャン達に手玉にとられてしまったり、年代が離れているだけにかしこまった調子になって、今ひとつ盛り上がれないというのでありますね。

まぁヒト、というかバスガイドさんそれぞれのひととなりにもよるのは当然なのだが、そういう意味では今回のバスガイドさんはアタリであった。一言でいうと「下町のオバチャン」風味で、口調で表現すると「アタシャねェ……」という感じ(笑)。

ユーモアを忘れず、走っている間途切れる事無くしゃべり続ける。これぞプロ! である。車内のオバサマ方を一気に味方につけ、車内も盛り上がる。


バスは空港を出て、右に曲がった。ーーとすると、行き先は知床か!?

そう。このツアーはあくまで「ミステリーツアー」なのである。従って、バスに乗ってからもまだ何処に行くのか全く知らされていないのであった。

だが現在知床に向かっているとなると、おそらく十勝岳や層雲峡はアヤシクなってくる。どこにいくのか、とブツブツ考えていると、添乗員のメガネ男がマイクを握って言った。

「えーこのツアー、皆さん御存知の方もいらっしゃると思うのですけど「ミステリーツアー」となっておりましてネ、ここがちょっと非常にムズカシイところで御座いまして、一体皆さんこれから何処に連れて行かれるのだろうと思われていると思うのですが、(中略)……という事でゴザイマシて、御希望の方には今回の全日程が書かれました用紙をお渡ししたいと思います。どこに行くか知りたくないという方は、受け取らないで頂くト、そういう事で一つヨロシク、お願い致します」

僕らは、顔を見合わせた。

 

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2006年12月 1日 (金)

ミステリーデス……怒濤の○○○ツアー -その2-

これまでのあらすじ。-その1-

気づいてくれた方がいるかどうか分からないが、今回のタイトル、「○○○ツアー」となっているのは、あくまでこの旅行が「ミステリーツアー」であって、どこに行くのか知らなかったからである(笑)。もちろんこのレポートは帰ってから書いているワケなのでありますが、最初からタイトルに書いてしまうと、興がそがれてしまうではないですか(もはやバレバレかもしれんが 爆)。

実は今日の内容で行き先が判明するのであるが、タイトルはこのままでいこうと思う。後から読んでくれるヒトもいるかもしれないし(笑)。ではスタート!



2006年11月17日(Fri.) 午後11時30分

電話で相棒に詳細を確認すると、どうやら「北」に向かう事は確実だという。

「最高気温8度、最低気温マイナス1度だって……もしかしたら、北海道かも」

天気予報で該当する気温の地方を調べたら、当てはまるのは北海道しかなかったという。しかしまぁ、東北でも温泉があるような山奥では気温も低かろう。そうと決まったワケではないが、現実として気温が低いところに行く、というのは間違いないのだ。

家に帰ると慌てて真冬の装備を引っ張り出す。革ジャンの手入れを週明けにしておいたのは、正に天佑であった。当日の集合時間は、羽田に午前8時50分。8時に横浜駅に集合して、YCAT(バス)で羽田を目指そうとだけ約束し、その日は終了!



11月18日(Sat.)午前8時00分

羽田空港に行った事がないワケではない。しかし、その数は片手で悠に足りる(爆)。そう、またしても恥をさらしてしまうが、


僕は国内線に乗った事がない。

まぁ逆を言えば国際線には乗った事があるワケで、飛行機に乗った事はあるのだからそんなに恥でもないか(笑)。しかしながら、飛行機に「乗る為」に羽田に向かうのは初めてなのである。クルマでは何度も滑走路下を走っているのだが。

8時に横浜駅で待ち合わせをした我々は8時10分横浜駅東口発のバス、通称「YCAT」に乗り、一路羽田を目指した。京急線とどちらにしようか迷ったのだが、

・荷物を持たなくてよい。
・確実に座れる。


という優位性を重視して、少しばかり運賃の高い(560円)バスを選んだのだ。この辺り、自分がトシをとったなぁ、と感じてしまう瞬間である(爆)。

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YCAT内。割とカイテキ。


当たり前なハナシではあるが、「旅行費はかからない」とはいえ、空港までの交通費等はジバラである。ただ、僕は少し不安を感じていた。


「……かねがねカネがねェ」

給料日前、それに週末はカネを使わないだろうと見込んで、財布には2万円弱しか入っていなかったのだ。駅のATMでおろそうと思っていたのだが、時間外で停止中。

「向こう行ってから、おろす時間が(場所も)あるだろうか?」
と相棒に問うてみたところ、
「無いと思うよ♪」
と一蹴されてしまった。「いいじゃん、基本的にお金使わないと思うし。イザとなったら、カードあるんでしょ?」

確かに、カードはある。だが果たしてそれが使える場所なのか、そこが問題だ。


そうこうしている内に、バスは羽田空港第一ターミナルに到着! 案内にはJALの受付カウンターに来てみたらいいサ(意訳)、とあるという。出発案内板を見ると、札幌、青森、釧路、女満別、小樽……と、そうそうたるメンバーが顔を並べている。集合が9時前であるから出発がその1時間後として……と行き先のアタリをつけようとしたら、「そういう事をしてはダメ」という。

「せっかくのミステリーツアーなんだから」

まぁねェ……。僕にしてみれば今、僕がここにいる事自体がミステリーなのだ。誰か、このナゾを解いてくれい。

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空港内。ちょっと緊張(笑)。

受付カウンターに行き、チケットを受け取る。僕らが乗る飛行機は、JAL1183便、女満別行き!


北海道! である。

Kuma


「北海道かよ!!」





ある程度想像していたとはいえ、やはりちょっとびっくりする。僕にとっては3度目となる北海道上陸。まさか、こんなカタチで行く事になろうとは思わなかった。全く、ミステリーなのである。

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チケット&空弁クーポン(笑)


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2006年11月30日 (木)

ミステリーデス……怒濤の○○○ツアー -その1-

ニンゲン生きていると、いろいろと「予想外」の出来事に巻き込まれるものである。だがこれまでの僕の人生は、さほどオドロキに満ちたものではなかったような気もする。それなりにイロイロとあったけどネ。

一口に「予想外」といっても良い事だったり、悪い事だったり様々だろう。今回のレポートは、僕の身に起こった「予想外」の出来事の記録である。あの出来事が良い事だったのか、それとも、悪い事だったのか。まぁ言ってしまえばコイツは間違いなく「良い事」であった(笑)。

こう書いてしまうと読む気を失ってしまう方もいるかもしれないが、昨日も書いたように、オキラクにお付き合い頂ければと思うのであります。
それではスタート!



2006年11月17日(Fri.) 午後7時51分


僕はまだ会社にいた。そろそろ終わりにして、週明けに向けて予定の確認でもしようか……と思っていたそんな時、携帯にメールが届いた。相棒からである。内容を見て、僕は目を見張った。

『明日から母と行くはずだった旅行ですが、母の叔父が亡くなったので、母が行けなくなってしまいました。もし良かったら、代わりにいかない? あ、旅費はかからないよ』

……えーっと……、


Ikari




アナタワ、ナニヲ、イッテマスカァ?




そもそもヤツが旅行に行く、という事は以前に聞いていた。「ミステリーツアー」というツアーパックで、二泊三日。初めて聞いた時に、「旅行中に劇仕立てで殺人事件でも起こるのか?」と思ったのだが、実際にはそういうものではなく、「どこに行くのか分からない」のだという。

「何ソレ?」
「どこに行くかは、空港に行って初めて教えてくれる事になってるんだよ」
「それじゃ、南へ行くか、北へ行くかも……」
「基本的には分からないワケ」

ある意味乱暴極まりないハナシであるが、相棒曰く「『水曜どうでしょう』ぽくってイイ」という(そうか?)。ただツアーのテーマは決められていて、「名湯、名旅館を巡る旅」なのだそうな。

「それじゃ、多分北だよ」
僕は言った。「名湯、といったら東北、北陸……演歌の世界だな!」

マチガイナイ、と時代遅れのギャグまで披露してやったのに、相棒は首を横に振る。曰く、

「九州にだって温泉はある」
という。「湯布院に行きたいんだよね……」

ていうか、行きたいトコロがあるならば「ミステリーツアー」なんぞに申し込まないで、素直に行った方が良いのではないか!? と進言してみると、このツアー最大のミリョクは、「金額の安さ」なのだという。

「二泊三日でサンキュッパ! もちろん、往復の飛行機代、二日分の宿代込み!」
どうだと薄いムネを張る。

ウーム。土、日、月、という変則パターン(?)のツアーとはいえ、それは確かに安い。聞くと、相棒は母親と一緒に何度か参加しており、今回のツアーは一度参加したヒトにしか案内が来ない、特別プランであるという。

「マァ、キヲツケテイッテクルガイイサ」

と僕は言った。僕も自分の時間が増えて嬉しい。メールが届いたのは、週末に何をしようか、アレコレ思いを巡らそうとしていた、そんな矢先だったのだ。



『月曜休まなきゃいけないから、難しいよね。無理だったら、母が行くというのでいいです』


正直、ファーストインプレッションとしては「No!」であった。今現在、金曜の夜である。これから今持っている月曜日の仕事をまとめて、引き継ぎをしなければならない。

「……できなくもないナ」

僕はひとりごちた。引き継ぎは確かにメンドウであるが、丁度仕事の合間にあたっており、そんな大量に抱えている訳ではない。突発的なモノについては、お願いしておけばなんとかなるだろう。それにそもそも、月曜日はどちらかというとあまり仕事が動かない日なのだ。



……休もうと思えば、休める!



ある意味その瞬間から、僕は再びフル稼働となった(笑)。手持ちの仕事を洗い出し、内容を整理してリストアップする。依頼書にまとめて、引き継ぎを依頼する。アタマの中では、相棒からのメールに書かれていた一言が、繰り返し、鐘が鳴るように響いていた。


『あ、旅費はかからないよ


旅費はかからないよ……かからないよ……かからないよ……かからないよ……。


そして午後8時33分、一言「行きます」と書かれた短いメールが、僕から相棒宛に送られた(爆)。


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