ミステリーデス……怒濤の○○○ツアー -最終回-
これまでのあらすじ。-その1- -その2- -その3- -その4- -その5- -その6- -その7- -その8- -その9-
朝は変わらず9時出発。今日の行程は釧路湿原で丹頂鶴を眺めつつ、和商市場で勝手丼! というもの(?)。帰りは釧路空港からとなる。釧路湿原は正直もうオナカイッパイなのだけど、和商市場は実は初めて。釧路は2回も来ているのに、どうもタイミングが合わなくて(1回目は釧路沖地震のせいだけど)、行った事がなかった。
せめて写真で…(笑)
そんなワケで釧路湿原も丹頂もすっ飛ばして、いきなりレポートは和商市場に到着してしまうのでありますね(笑)。第一印象としては、
「想像してたのと違う……」
であった。全く勝手ながら、築地場外市場のような、アーケードの屋根はあるものの、基本的には場外市場をイメージしていたのである。しかしそこは、屋内であった。しかも(思ったより)狭い。時刻はこの時点で11時15分というところ。ガイドさん曰く、「13時に出発ですから。よろしくお願いしますネ」という事で、ここでの時間は約2時間。その間に昼食を済ませ、お土産も買いなさいネ、という事なのだ。
和商市場で昼食を、というとコレはもうさっきから言っている通り、一つしかない。「勝手丼」である。カネの無い旅行者にも新鮮な海の幸を味わってもらう為に考案されたというこの「勝手丼」。まずはご飯を買って、それから好きなネタをアレコレ見繕って載せて、勝手な丼を作り上げるから「勝手丼」。
しかし、朝食を食べてからまだ3時間チョイなのですよ(汗)。
という事で、まずは土産を物色。市場内をぐるぐると歩き回る。相棒の目は、カニに釘付け。しかし何しろ同じようなものを売っている店が集まっているワケで、一体ドコで買ったらよいものか、と迷ってしまうのである。こうなってくると決め手はやはりヒト! なのだ。やっぱり威勢も愛想も良く、そして気前も値引きも良い店(爆)に、ヒトは惹かれていくのでありますね。
物色中……。
フト立ち寄った店のオバチャンにドン、ドン、ドーン! とカニを積み上げられ、「これも付けるよ!」とタラバの脚をセットされたところで、相棒爆沈。お買い上げ〜〜。しかし僕が捜していたのは全く別のものであった。鹿肉である。
お買い上げ〜。
僕は現在アトピー治療の一環で食事制限をしており、豚肉と牛肉を食べられない(一応……爆)。しかしそれ以外の肉ならばさほど量が多くなければOKとのことで、北海道の鹿肉に目をつけていたのだ。通販でも外国産の鹿肉を売っているが、高いんだよ……。
海産系メインの和商市場において、肉系の店は2軒しかない。片方の店で聞いてみると、冷凍モノであるならアルヨ、という。500g程スライスしてもらい、購入。ついでに他の店で買ったカズノコも一緒にパックしてもらい、発送の手続き。すると、
財布に二千円しか残ってねぇ……(汗)
「安い」というイメージのある勝手丼だが、実はネタの選び方によっては簡単に2,000円オーバーが可能(汗)。この場合、逆に物理的なブレーキにはなったのであるが……もう少し、食べたかった(涙)。
一応食べました、の図(爆)
さすがに2,000円のままでいるわけにはいかないので、一度外に出て郵便局へ。フトコロの補給を済ませたところで、この旅最大の(?)念願であるラーメンを食す! この為に、勝手丼のサイズを「S」に留めておいたのだ(笑)。
和商市場の隣にもう一軒、小さな市場があったのだが、その中にラーメン屋がある事を、目ざとく発見していたのである。後から知ったのだが、実は「釧路ラーメン」というと、「札幌」「旭川」等の北海道ラーメンブランドの一角を担う程のものだという。その中でも我々が行った「魚一(うおっち)」は、それなりに有名店だったようだ。
オリジナルだという「魚醤ラーメン」を、僕はこってり、相棒はあっさりで注文。店はさほど混んでもいないし、すぐくるだろう……と思っていたが、
なかなか来ない(汗)。
焦るのには理由があった。郵便局を見つけるのに手間取り、この時点で時刻は12時半。集合まで、残り30分を切っている(汗)。加えて僕にはお袋から直前にメールが入り、「白インゲンがあったら買ってきてくれ」というミッションが課せられていたのだ。つまり、残り30分でラーメンを食べ、和商市場に戻って白インゲンを捜して購入し、バスまで戻らなければならないのである。いやもう、30分もない(滝汗)。
実際にはさほどの時間でもなかったのだろうがジリジリしながら待っていると、ようやくラーメンが来た! アッサリしたスープに、細い縮れ麺が良く合っているーーなどと、語っている場合ではない!(爆) とにかくわっしわっしとかき込み、相棒に支払いを頼んで和商へダッシュ!
魚一(うおっち)ラーメン。美味。
残り12分。市場内をグルっと回るが……ない。そもそも、豆類を扱っているような店がないのだ。
残り7分。ラーメンを食べた市場内に、野菜を扱っているところがあったのを思い出して戻る(汗)。訊いてみるが、「いやぁ、無いですねぇ」というつれない返事……。残り3分。
-GAME OVER-
バスに戻ったのは、出発予定の1分前だった。勿論僕が最後である(汗)。……こんなことなら、もっと落ち着いてラーメン食べたかった……(涙)。
一人息をゼイゼイさせているオトコを乗せて、バスは釧路空港へとひた走る。出発時刻は15時。こうして、突発的に始まった3回目の北海道旅行は、怒濤のように過ぎ去っていったのである。
相棒と、その母君に感謝を込めて。
[旅はどうだしょう。 ミステリーデス……怒濤の○○○ツアー 完]
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